無能才女は悪女になりたい ~義妹の身代わりで嫁いだ令嬢、公爵様の溺愛に気づかない~ (電撃の新文芸)

著者 : 一分咲

• KADOKAWA (2023年3月17日発売)

作品紹介・あらすじ

　類まれな能力を持ちながら、家族に“無能”と虐げられて育った令嬢・エイヴリル。素行の悪い義妹の身代わりに『好色家の老いぼれ公爵様』のもとへ嫁ぐことになるが、実際の公爵・ディランは、噂とは真逆の美しい青年だった。彼が望む「悪女を妻に迎え、三年後に離縁する契約」は、エイヴリルにとって未来の自由を意味する絶好の条件。張り切って“悪女”を演じる不思議な“才女”に、周囲は困惑しつつも次第に惹かれていく――

感想・レビュー・書評

[ひろさんの感想 · 2023年9月1日]

ヒロインが鈍すぎにも程があると突っ込みたくなるが、そのズレた所が可愛い。たぶん、公爵様はこの後もいろいろ苦労しそう。

個人的には、王太子殿下のスピンオフが読みたいです。

[まいにちひるねさんの感想 · 2023年2月10日]

主人公は実家で冷遇され異母妹の尻拭い同然に悪評高い公爵へ売られるように嫁ぐことになった令嬢。初対面でこれは契約結婚だと宣言され敢えて悪女として名が知れている自分(実際には異母妹の仕業)が選ばれたことを察し、悪女として振る舞おうとする。

実際にはおおらかかつ優秀なのに家族に蔑まされてきたので自分を無能で価値がないと信じている主人公にだんだんと絆されていく公爵とのやりとりが微笑ましい。

原作を読了。

著者プロフィール

2020年デビューの小説家。ハッピーエンドのシンデレラストーリーに定評がある。代表作『元、落ちこぼれ公爵令嬢です。』はシリーズ累計50万部突破の人気作品。

「2023年 『無能才女は悪女になりたい ～義妹の身代わりで嫁いだ令嬢、公爵様の溺愛に気づかない～』 で使われていた紹介文から引用しています。」