姫騎士様のヒモ4 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049148695

作品紹介・あらすじ

★コミカライズ1巻2月25日発売!★
★重版続々の人気シリーズ★

「やめてくれ、アルウィン。なぜ君が……」
「私を信じろ、マシュー。命綱を信じる、私を」

 灰と混沌の迷宮都市。数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯り。その影には、必ず害虫が潜む。姫騎士アルウィンのため、密かに手を汚し続ける元冒険者マシューも、この街に数いる害虫の一人だ。
 迷宮都市『灰色の隣人』へと帰還したマシューたちを待ち受けていたのは、想像とは正反対の『建国祭』に浮かれる住民たちの姿。
 スタンピードは? 太陽神教は? 『伝道師』の思惑は? 疑問を打ち消すような喧騒のなか、密かにヤツらは街の暗部を色濃く、赤黒く染めていき――
 そして、誰もが他者を顧みないこの悪徳の街で、アルウィンは状況を打開するために『最悪の一手』を打とうとする。
「お前と出会ったこの街を、第二のマクタロード王国にしてやるものか」

 一人のヒモとその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第4巻!

感想・レビュー・書評

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  • 運び屋のおじさんが教祖で、アルウィンの国の仇だとは。自分のエゴのために国を滅ぼされちゃたまらないな。
    アルウィンが神器を使って教祖を倒し、スタンピードを止め、街の英雄になったわけだけど、代償が怖いな。
    この作品は無条件で良い展開なんてなく、死ぬ時は平気で人が死んでいく現実的な部分もあるから、この先がどうなるか。

  • アルウィンマジかっけぇ。
    何故か建国祭に浮かれたムードの街。背後で暗躍する勢力から街を守るため、アルウィンとマシューが駆け回る。アルウィンの成長が光る本巻。デズ、セシリア、ベアトリス、ニコラス等の仲間たちとの共闘シーンもとても良き。とても面白かったです。
    特に良かったのは、アルウィンの元王族として自身の矜持を守るため、無理やり『異端者』として進化するシーン。そこから繰り広げられるマシューとの共闘が特に良かった。王都との関係性や受難者の位置付け、アルウィンが今後どうなるかなど、引き続き楽しみです。

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著者プロフィール

第28回電撃小説大賞《大賞》を『姫騎士様のヒモ』で受賞しデビュー。

「2023年 『姫騎士様のヒモ4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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