馬屋古女王 山岸凉子全集 9 (あすかコミックス・スペシャル 1-9)
- KADOKAWA (1986年3月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049230093
感想・レビュー・書評
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【馬屋古女王】
1985年
多くの人を驚かせた、日出処の天子の続編。
またもやネトウヨが発狂しそうな内容ですがw
【神かくし】
1985年
神隠しと言われた人さらい行為と、復讐について。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
厩戸皇子(聖徳太子)の子供達の物語。
厩戸本人については色々作品がありますが、その子供達の話はあまり無いように思うので、興味深かったです。
事実かどうかは遠い過去の話なのでわからないのですが、この作品の中では、厩戸の子供達、特に膳大郎女の子供達のほとんどが、今で言う発達障害気味というのは驚きでした。
聖徳太子の系譜と言えば、山背大兄皇子のイメージのせいか、皆が素晴らしい資質を受け継いだようなイメージがあったのですが、逆だったようです。
しかし、だいぶ昔に読んだ、黒岩重吾先生の『聖徳太子』の中でも山背大兄皇子は理に勝ち過ぎると聖徳太子に心配されていたので、山背大兄皇子のおカタイというイメージは間違いではないのかな?
ただ、この作品では、もう一歩踏み込んで、何故、山背大兄皇子があれだけ自身を律しなければいけないかの、本当かどうかは別として、驚くべき理由が描かれていて新鮮でした。
山岸先生お馴染みの妖しい雰囲気で、厩戸皇子一族の滅亡が描かれていて、歴史好きには楽しい作品でした(* ̄∇ ̄*) -
日いづる処の天子のスピンオフ ぞわぞわっと おもしろかった。
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読んだはずだけれど、日出処の天子の熱が冷めた頃だったせいか、あまり記憶がないなぁ。
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馬屋古が本になってうれしかった。
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入鹿をこんなふうに描くなんてさすが。実際こんな人だったかも。蘇我氏邸宅跡の発掘調査の結果、蘇我家は天皇家にはむかうどころか守ろうとしてた(堅固な邸宅は天皇家を外敵から守るための要塞だった)という説が出てきたし。いつの時代もどこの国でも「歴史は勝者に都合のいいように伝えられていく」ということを心に留めておかないと。歴史は様々な角度から冷静に見ないと。
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BOOK OFFで100円で購入。
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『日出処』ファンには重要な一冊。
萌え、且つ泣けました。