- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784051046262
感想・レビュー・書評
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これも児童図書館員のための講座でおすすめとされた伝記の一冊です。
私が子供の頃に読んだエジソンの伝記はもっと子供向けで簡略なものでしたが、こちらの方がいい、と思うほどでもなく、エジソンについての伝記は種類も豊富だと思うので、他の本と比較しないと評価は難しい気がします。
「彼女(母親)はただ文字を読むだけではなく、むずかしい歴史の本の読みかたや理解する方法をアル(エジソン)におしえることに、まもなく成功した。」
科学的な本からではなく、歴史書から読み始めたのは意外でした。
また、父親が「本を一さつ読むごとに、むすこにほうびとして二十五セントあたえることで、本を読みこなしてゆくことを助けた。」
というのも、今なら賛否両論!?
「若いうちにできるだけ頭をつかわないと、ものを考える機械がさびついてしまう」「エジソンは、頭をつかわないのは、からだをつかわないのとおなじだという考えをもっていた。」
『心をなまけさせておくと、考える力がなくなってしまうんだ』
「エジソンは、頭脳をなまけさせるという人間の一生にかかわるようなあやまりを、いちどもおかさなかった。本を読んでいようと、実験をしていようと、かれの頭脳は、短距離の選手やフィギュアスケートの選手のしなやかなからだのように活動していた。」
とても「普通の子」には真似できなさそう。
「すぐれた数学者には、一生かかってもなれなかった。」
というのもやや意外。
誰しも苦手なことはあるものですね。
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エジソンはとても両親思いであり、子供の頃から色々な質問をしていたり、実験が好きだったことなど、様々な事がわかりやすく描かれています。
テンポよく読める作品です。