飛べ!「はやぶさ」 小惑星探査機60億キロ奇跡の大冒険 (科学ノンフィクション)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052033803

作品紹介・あらすじ

度重なるトラブルを乗りこえ、世界で初めて小惑星のかけらを拾って地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。世界中に日本の技術力の高さを示した「はやぶさ」とは、いったいどんな探査機だったのか。旅立ちから帰還までの感動のドラマと宇宙工学の初歩を解説した、科学ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 中高生向けの書きぶりだが、大人が読んでも十分読み応えのあるサイエンス・ノンフィクションドラマ。
    はやぶさの起こした奇跡が正確に、かつ分かりやすく、しかも臨場感を持って描かれている。
    読み物としても、社会人の文章力の参考にもなる珠玉の作品。

  • 宇宙は実に魅力的です。

    宇宙飛行士になりたいとは思わないし、自分で宇宙の謎を解明
    することは絶対にできないが、できるだけ宇宙に関する動向は
    知っておきたい、そういう感じの大人です。

    ということで、児童書ではあるが本書を読んでみた。
    (小学生の息子用に図書館で借りたとも言う・・・)

    はやぶさのミッションは何か、どんな最新技術を組み込んだのか、
    そしてどんな困難を乗り越えて、遠い小惑星から微粒子を持ち
    帰ることができたのか、そのすべてを知ることができる、分かり
    やすい本と言えよう。

    アポロ13号で起こったトラブルに近いものがあり、映画用の
    題材としてはもってこい。確かに映画化もされているし。

    『はやぶさ/HAYABUSA』という映画も見たが、本書をじっくり
    穴が開くほど読むほうが正確・詳細で、自由に宇宙へ思いを
    馳せることができると思う。

    小学生にも大人にもお勧めできる本だ。

  • なんとかなる。
    多少のことはなんとかなる。
    多少じゃなくても何とかする。

    与えられた条件と、達成すべき目的。
    今あるもので、できること考える。

    三人寄れば文殊の知恵。
    皆で考えて行動すれば、大抵の事はなんとかなる。

  • はやぶさの仕組みや構造と、太陽系・小惑星についてを解説するとともに、
    はやぶさが宇宙から帰還するまでの事象を追う。

    「川口先生はこういっていますけれど、
     ぼくとしてはまだ打つ手がいくつか残っていると考えています」

    はやぶさが地球へ戻ってくるまでのドラマチックな冒険を、辿ってみてはいかがでしょうか?

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著者プロフィール

ノンフィクション作家/科学技術ジャーナリスト宇宙作家クラブ会員。1962年東京都出身。慶應義塾大学理工学部機械工学科卒、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。日経BP社記者として、1988年~1992年に宇宙開発の取材に従事。その他メカニカル・エンジニアリング、パソコン、通信・放送分野などの取材経験を経た後、独立。宇宙開発、コンピューター・通信、交通論などの分野で取材・執筆活動を行っている。

「2022年 『母さん、ごめん。2 ― 50代独身男の介護奮闘記 グループホーム編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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