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- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052038365
作品紹介・あらすじ
以前に助けられたことから、トリシアをすっかり好きになってしまった貴族の少年・セドリック。トリシアに好かれようと診療所を手伝うが、やることなすことメイワクばかりで、騒動を巻き起こす。そこへ角の生えた美少女がやってきて、恋の相談を…。
感想・レビュー・書評
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“「……どしたの、それ?」
トリシアはまゆをひそめました。
キャットのスカートの下から、立派な緑のしっぽが見えているのです。
「意外とおどろきませんわね?」
キャットはこちらを向きました。
「変わった患者さんには慣れてるもの。……でも、しっぽが生えるのって、ニキビができるのよりは、ちょっとめずらしいよね。」”[P.25]
6巻目。
安定の可愛さ。ショーンとミノンがこれからどうなるか。
“「あのね。セドリックとレンをくらべたことなんて、一度もないよ。」
トリシアは告げます。
「わたしがつらい思いをしてたとき、悲しい思いをしてたとき、いつもレンはいっしょにいてくれた。小さいころからね。だから、わたしにとってレンは、ほかのだれともちがうの。」
「そっか。」
と、レンがほほえみを返したその時、
「待ちたまえ!」
どこからか、聞き覚えのある声。
二人がふりむくと、橋の手すりの上に、腰に手を当て、胸を張るセドリックの姿がありました。”[P.151]
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