ユーチュー部!! 受験編: 【衝撃の結末!?】ユーチューブ使って本気で受験勉強したら偏差値が信じられないことに!! (部活系空色ノベルズ)

著者 :
  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052052385

作品紹介・あらすじ

陸上の強豪・秋津高校を第一志望にした俊介。しかし学力が遠く及ばない。諦めかけた俊介にライバル滝沢はこう助言した。お前はバカなんかじゃない、勉強の仕方が悪いだけだと。ユーチューブでグングン偏差値がアップする新型サクセスストーリー。ここに完結!

感想・レビュー・書評

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  • 難関高を目指して奮闘する中3相葉俊介の、笑いあり涙ありのエンタメ受験小説。勉強系ユーチュー部が始動してからが面白くて一気読み。
    (ちなみにそれ程ユーチューブの話は出てこない。勉強法を見直すきっかけになったぐらい)
    進路相談や自分の学力や家庭の事情に不安を感じたり諦めたりしつつも、友達の励ましで持ち直して、受験本番…。
    父・母の応援や合格発表のシーンには思わずうるっ。

    終盤に出てくる、何でもできるパーフェクトヒューマン滝沢の台詞
    「大人の都合や考えで、子どもの人生が左右されるのに、我慢がいかないんだよ」
    グッときました。


    受験や問題の解き方・考え方について、表紙にあるように「読むと役に立つ小説」でした。

  • とある男の葉一さん、無料トライさん、ほんとクオリティ高くて熟業界が心配になりますが‥『ユーチューブ部』内は期待したほど活用してなかったかな?とはいえ、父のリストラ危機を察して塾を遠慮するなどホロリなストーリーもあり作品としては好きです。

  • ユーチュー部の第3弾。受験編。

    滝沢から、陸上の強い秋津高校への受験を強く勧められた俊介は、志望校を秋津高校にするが、進学校の秋津高校に対し現在の俊介の成績は全く及ばない。担任からは“ホッキョクグマと素手で戦うようなもの”と言われ、花村からは“サンダルでエベレストに登るようなもの”と言われてしまう。
    そんな時、後輩のなつみから、教育系ユーチューバーの存在を知らされた俊介は…。


    なぜか第2弾の駅伝編は図書館に置いていないので、第3弾の受験編を。内容が陸上から受験へとガラリと変わるので登場人物も変わるのかと思えば、同じ陸上部の面々が出てきて再見。読めない駅伝編のあらすじも載っていて、読んだ気になれた。

    受験編のストーリーは、なんせ受験の話なので、部活の話みたいなワクワクやストーリー展開もなく、読み物としては第1弾の方が断然面白い。けれど、中学で勉強どうしよう…となっている子にはいいんじゃないかな。
    実際の問題とか勉強の仕方が載っていて、ためになるんじゃないかと思った。

    実在の教育系ユーチューバー・葉一さんの動画について結構詳しく描かれていて、こないだ中学の電流と電圧の問題を聞かれて全然分からなかったんだけど、葉一さん見せりゃよかったんやなという感じでした。
    時に、今日は共通テスト第一日目。高校の私立受験日は来週末。俊介の頑張りを読みながらも、なんならうちはもう遅いしなと思ってしまった。
    俊介の家庭の事情、公立落ちたら私立行かせる余裕ないとか、リアルに頭も胸も痛いのです…。

    須藤くんが唱える“図星爆笑の法則”はどれくらい正確なのかな?ワンチャン、滝沢は俊介が好きなんじゃないかと今でも思っている。というか最後の方の滝沢が最初と違いすぎてちょっと何言ってるかわかんない。彼も彼で成長したということか。
    最後のオチは私は好きでした。

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著者プロフィール

山田 明(やまだ あきら)
1961年 、 福岡県福岡市博多区生まれ。福岡教育大学大学院 (修士) 、九州大学大学院(博士)、米国プレストン大学大学院 (修士・博士) にて 研究。福岡教育大学をへて現在、九州共立大学スポーツ学部・同大学院スポーツ学研究科教授。同大学地域連携推進センター所長。 NPO サービス・ラーニング・フォーラム代表、公益社団法人福岡県人権研究所理事、 北九州市社会教育委員 、 宗像市市民参画等推進審議会委員等を務める。所属学会は日本教育学会、日本社会教育学会、日本生涯教育学会、日本生活体験学習学会、日本スポーツ社会学会。専門領域は社会教育学(社会体育)、生涯学習論(生涯スポーツ)、スポーツ行政。主な著書は、『サービス・ラーニング研究~高校生の自己形成に資する教育プログラムの導入と基盤整備~』学術出版会(2008)、『改訂 NIE (教育に新聞を)で町づくり』鳥影社(2015)、『教育の目的』櫂歌書房(2015)、『未来を拓くスポーツ社会学』㈱みらい(2019)。事典執筆として「アメリカのサービス・ラーニング」、「NIE (教育に新聞を)で町づくり」、「福岡県岡垣町における大学と行政の連携」、「筑前大島における学生による健康スポーツで地域活性化」(『生涯学習研究事典』日本生涯教育学会)などがある。

「2021年 『「市民性教育」研究 ~人権意識(認識・行動意図)の涵養に効果的なサービス・ラーニングモデル~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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