森のちいさな三姉妹: 森ネコさんのおかしをどうぞ (ジュニア文学館)
- Gakken (2023年3月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052056451
作品紹介・あらすじ
もりもり森にすむ小人の女の子 ココは、
お姉ちゃんふたりがいる、三姉妹の末っ子。
たまにけんかしながらも、姉妹でなかよくくらしていました。
ココは、ある晴れた春の朝、小川で真っ白なネコさんと出会い……。
あったかスープ、あまいかおりのクッキー、焼き色がきれいなマドレーヌ、
そして、春のよろこびを感じられる大自然のなかでの森のパーティー…☆☆☆
「へんくつさんのお茶会」と同じ、作 楠章子氏 × 絵 井田千秋氏 がおくる、新たな心温まる物語。
森にくらすこびとと動物たちのくらしを、ちょっぴりのぞいてみませんか?
感想・レビュー・書評
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小人の大きさがきになる。 猫が二足歩行だったから面白い。
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イラストレーター買いでしたが、お話も簡単すぎず難しすぎず、ちょうどよい面白さで読めました。
今回は三姉妹の末っ子とネコさん(名前はあえて伏せます)がメインだったので、本のタイトル的にもこれからシリーズ化して長女や次女のお話もあるのでしょうか?楽しみです(^^)
ところどころ教訓めいたセリフやナレーションがありますが、大人が読むからなのか、"教訓です!!"と主張している感じが分かっちゃいます…(笑) -
どうもシリーズものっぽいのかな。これだけでも楽しめるけど。中学年向け。
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森のどうぶつたちも、小人のココも、そして町からやってきた"森ねこ"さんも…出てくるキャラクターがみんなかわいくて癒されます。もし続編があったら、彼らのちょっとハラハラする冒険ストーリーなんておもしろそうだなぁ!『へんくつさんのお茶会 おいしい山のパン屋さんの物語』の姉妹編だけど、本編を読まなくても充分楽しめます。
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2.3年。ページ数の割に会話が多くさらさら読めてしまうので達成感はあるかも。子どもが好きな設定だが、もう少し心の動きやストーリーの細かさで読みごたえあるといいかな。
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表紙ではわからなかったんですけど、こびとさんのお話なんですね!ハクメイとミコチのファンなのでお話にスゥーっと入っていけましたが、こびと文学初心者向けに、もう少し導入が丁寧だと子ども向けという意味でもありがたかったかも。
動物たちの人格(?)の豊かさに微笑ましく読み進めました。誰かの手助けをしたいこびとさんの奮闘ぶりはほほえましく、お菓子の材料ひとつに右往左往する様子は小さな世界ならではで、読み終わると自分の手のひらを大きく感じました。序盤のんびり、終盤一気!の展開ですので、途中飽きてる様子なら励ましてあげたいな。
イラスト:小学校低学年〜中学年という対象年齢ぴったり。キャラクターの表情の書き方が漫画的なので、漫画好きの子にも受け入れられそう。
レイアウト:章の入りは1ページの半分を使って章タイトルをいれる方法、読み出しのスタートダッシュの効果があって良いです。挿し絵位置も大変気を使って入れておられ好印象。絵が読みを妨害は全くしていません。
漢字:全ての漢字にふりがながふってあります。四年生の漢字まで使ってありますが、「部屋」は「へや」とひらがなだったり、漢字の密度に気を使っておられるのかなと思います。実際読みやすいです。 -
装丁に一目惚れして手に取りました。
小1の娘には少し文章が多かった様だけど、挿絵がとても可愛らしく素敵なので、毎日1章ずつ読むのを楽しみにしながら読み終えることができました。
「マドレーヌにいたします!」のココがとっても可愛いよね、と親子で盛り上がりました。
物語は登場人物たちが自立していく様子が描かれていて、大人が読んでも面白いです。
親子共にお気に入りの本になったので、最初は図書館で借りたけど、手元に置いておきたくなり、購入しました。
娘も時々挿絵を眺めたり、読み返したりしています。
同じシリーズのへんくつさんのお茶会も読む予定。 -
挿絵がとってもかわいい。末っ子のココメインのお話だったけど、シリーズで続くのかな?エリカとフタバのお話も読みたい。
飼い猫だったとは思えないネコさんのたくましさが羨ましい。私もマドレーヌ食べたい!
雰囲気似てるなぁとは思ってたけど、へんくつさんの名前が出たのもうれしかった。
個人的に好きだった言葉
「いままでなかったら、おかしいの?どうしておかしいの?」
「いままで、だれもやったことがないことをするのは、べつにおかしくないよね。
おかしいって決めちゃうほうが、おかしい気がする。」
「むりしないのはたいせつなこと」
児童書だけど、考えさせられる部分もあるなぁと思った。