すごいグラウンドの育て方 阪神甲子園球場のひみつ (学研のノンフィクション)

  • Gakken (2023年7月20日発売)
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本 ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784052057175

作品紹介・あらすじ

★★★小学生も楽しく読めるノンフィクション 読書感想文のおともに★★★
2024年8月に100周年をむかえる阪神甲子園球場の「神整備」の魅力にせまる!

〇第57回夏休みの本(緑陰図書)選定図書
〇令和5年度こども家庭庁児童福祉文化財推薦作品
〇2024 第20回大阪こども「本の帯創作コンクール」課題図書

毎日、芝や土の表情がちがう。もしかして生きてる?
阪神園芸グラウンドキーパー・金沢健児が語る、甲子園球場の芝と土と雨のとってもすごい話。
阪神甲子園球場の内野、外野の構造や、1年間の土と芝の整備の流れがわかる。
グラウンドの正しい育て方とは?

【『すごいグラウンドの育て方 阪神甲子園球場のひみつ』のオススメポイント】
その1■グラウンド整備の作業風景をカラー写真で解説
巻頭ページでは、阪神甲子園球場の1年間の様子をおさめた、阪神園芸秘蔵の写真資料を大公開。外野・内野グラウンドにおける作業風景のようすも写真つきで紹介しています。

その2■外野が緑色を保てる理由、雨が内野に与える影響など興味深い話がいっぱい
阪神甲子園球場は外野の芝も内野の土も、さまざまな自然の力とともに成り立っています。本書を読むことで、資源を大事に自然と共生することの大切さも学ぶことができるかも。

その3■子どもでもわかりやすい解説イラスト付き
写真だけでなくイラストも交えて解説。巻末ページでは、子どもたちの身近にあるグラウンドの整備の仕方や、まっすぐラインを引くコツなどもイラスト付きで説明しています。

感想・レビュー・書評

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  • 阪神園芸による、甲子園球場のグラウンド整備の工夫と努力。
    ・カラー口絵7ページ
    ・はじめに
    第1章 甲子園球場は生きている!?
    第2章 甲子園球場と雨の大事な関係
    第3章 グラウンド整備の過去、現在、未来
    ・あとがき
    キミだってできる!グラウンド整備のコツ その1~4
    コラム、写真協力、参考文献、有り。

    甲子園球場で雨の後の迅速な神整備を行う、阪神園芸。
    そのグラウンド整備や仕事について知りたいなぁと、
    予約して受け取ったこの本は、子ども図書館の蔵書でした。
    なので、とっても読み易いし、分かり易い。
    如何に快適に選手がプレー出来るかの、理想のグラウンドを
    目指すための、土、水、芝の工夫と四季の手入れのノウハウ。
    グラウンド整備は天気との戦いだが、実は雨は大事。
    井戸水を使っているんだ。木のトンボは社員の手作りなんだ。
    阪神の選手たちやMLBのグラウンドキーパーたちとの交流など。
    そして毎日同じ場所で写真撮影して、記録を残す。
    長くこの仕事に携わってきたグラウンドキーパーたちの、
    汗と工夫と努力で培われてきたんだなぁと、しみじみしました。

  • ○お仕事本として非常に面白く、グラウンドキーパーさんたちを尊敬して読み終える
    ○こんな細やかで根気が必要で、また常に新しい工夫を重ねておられる仕事振りが伝わる
    ○野球などグラウンドを駆け回るスポーツをやっている人や子ども、甲子園のお膝元の関西では必読書ではなかろうか
    ○グラウンドの土が一㍍の厚みだということに、一番驚いた

    阪神園芸グラウンドキーパーの金沢健児さんが、阪神甲子園球場のグラウンドの構造と整備、四季を通しての顔を紹介する

    ◎はじめに
    オクガイノ野球場だからこそ、天気を味方にし、向きあいながらグラウンド整備を行ってきました甲子園球場の整備の方法と仕事が日本一のグラウンドを育てました

    1:甲子園球場は生きている
    ・甲子園球場の土
    ・グラウンドの厚さ←一㍍!
    ・平じゃない
    ・補充する黒土と砂の量
    ・天然芝の秘密
     ゼブラカット
    ・丸く整備する

    2:甲子園球場と雨の大事ない関係
    ・甲子園で使う水は井戸水
    ・水はけと水もち
     質の良い泥団子
    ・強い雨と弱い雨
    ・天地返し
    ・天気と甲子園

    3:グラウンド整備の過去・現在・未来
    ・グラウンドの状態と整備方法
    ・グラウンドキーパーは料理人
    ・プロ野球選手と甲子園球場
    ・グラウンド整備の道具、今昔
     手作りトンボ
    ・天気予報とグラウンドキーパー
    ・硬度計と水分計
    ・記録を残す
    ・地球温暖化

    ◎あとがき
    球場に足を運んでね!

    ※君だって出来る!グラウンド整備のコツ
    ・子どもだけでもグラウンド整備は出来る
    ・ライン引きのコツ
    ・トンボがけのコツ
    ・河川敷のグラウンドの天地返し

  • 帯には小学生必読!野球をやっている息子はより一層楽しんで読めるのではないか。
    阪神甲子園球場のグラウンド整備といえば阪神園芸株式会社。甲子園球場で開催中の試合が雨天に見舞われた際の迅速なグラウンド整備作業は「神整備」と呼ばれている。

    読了後に再記入します。

    読了後、、、
    僕が何気なくみていた甲子園球場も阪神園芸のグラウンドキーパーが綺麗に整備していて、すごいなと思います。いろいろな工夫をしてきたから今の甲子園球場があるのだと思います!【小6】

  • お仕事の裏側好きとしては、なかなかアツい本でした。
    甲子園球場、野球好きの聖地。
    選手が思いっきりプレーできる背景には、グラウンドキーパーという存在があった。
    球場でトンボを引く姿くらいしか普段はお目にかかれないけれど、それ以外の仕事の様子や、トンボを引くことも技術がいることなどがよくわかる。
    それを知ってから球場に行くと、より野球が楽しめそう。
    野球キッズたちにおすすめしていこう。

  • 甲子園球場で働くグラウンドキーパーさんのお話
    天気によって変えることはプロの技だなぁと思った

  • さすが阪神園芸!美しいグラウンドを作るために工夫し、選手たちが怪我しない・プレーしやすいようにするこだわりがよくわかった。この本を読んで、これからは試合前、試合中のグラウンド整備もしっかり見てみようと思った。歴史のある素晴らしい球場に早く試合を観に行きたい!

  • 阪神園芸は違う。
    来年も阪神優勝。
    わたしの管理する園庭は、雨が降ると川。
    こうしたい。

  • 甲子園の整備の話。流石阪神園芸さん、と尊敬する。甲子園大好きやのに全然知らん話ばっかで目から鱗。芝に種類があったり、理想の土砂水のバランスやラインは石灰じゃないとか、トンボは手作りとか、まぁ読んでて楽しい。2024年8月で100周年か、久々に行こかな。

  •  甲子園球場のすばらしいメンテナンスの秘密が。

  • 図書館の児童書コーナーから。文字も大きく漢字にはフリガナが付いていて読みやすい。阪神園芸の施設部長の著者が甲子園球場の秘密とグランド整備のノウハウを書いている。2月から10月までのタイガースのオープン戦及び公式戦と春と夏の高校野球のために、選手が怪我もなく快適なプレーができるように願いながらグラウンド整備をするプロの秘技に感服する。甲子園球場は水はけの良い黒土と砂の混合の内野グラウンド、天然芝の美しい外野グラウンドを持つ日本一の球場で有名だが、その裏には阪神園芸さんの様々な工夫と努力が伺い知れた。

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