- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052057540
作品紹介・あらすじ
暗い。重い。でも、絶対に読んでほしい。孤独の中に、光を求めて生きる、少女たちの姿を描いた、傑作YAアンソロジー。表題作の「翼をもたない私たちは、それでも空を飛びたかった」を含む、三編の短編を収録。中学生~一般成人向け。
感想・レビュー・書評
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両親に愛されたい少女の自傷行為、ヤングケアラー、不登校等、現代の病理が詰まった一冊。
重苦しい‥‥。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アンソロジー。YA世代のまわりにはなかなか言えない悩み事などを抱えた少女たちの物語。
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今問題になっているテーマが取り上げられた小説集。
子どもの気持ちがよく伝わってきた。 -
私も、人の心を読みすぎたり、顔色を伺ったりして心が疲れて学校を休むこともあります。それでも、その休んだ時間が周りから置いていかれる時間ではなく、自分のことをいたわったり、考えてあげたりする大切な時間なのだと改めて気が付かされました。
つい最近知った言葉で、多くの人が謳う「個性」、「多様性」とは「あくまでも周囲からはみ出さず、ちょうどいい、人の特徴」というものがあります。自分が今思っている個性や多様性は、人を迫害するものでは無いか、苦しめているものでは無いか、そういうことを考え続けることをやめないでいようと思いました。
気付かされる本、とても面白かったです。ありがとうございました。