キーさんの感想
2017年12月26日
サイエンス・エンターテイナー飛鳥昭雄先生と、謎学研究家三神たける氏が、古代史のミステリーに挑むシリーズ五作目。1999年7月刊行。 ものすごい新ネタがあるかと、過呼吸になりそうなくらい興奮して読み始めましたが、情報の深度は増しているものの、残念ながら新ネタは無し。今まで自著で展開した日ユ同祖論を元に、元伊勢の伝説を読み説いていく、という趣きです。 圧倒的情報量で、それ以外の仮説な成り立たないんじゃないか、と思わせるそれまでの飛鳥本と比べると、物足りない作品でした。 刊行されたのが1999年7月だからか、ノストラダムスの予言へと結論を落とし込むのも、ちょっとお寒い感じを受けましたね。