第三の目: 消された古代神「天目一箇命」の謎 (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
- 学研プラス (2008年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054037496
感想・レビュー・書評
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まだ読んでません。
買っただけなのです。
でも、古代製鉄関係の資料が本当に少ないので、数ページでも関連性のある事が
書いてあると買い逃すと後から探すのが大変なので、いつも勢いで買ってしまう。
でもマイナー系の本にしてはリーズナブルな方だったと思います。
だからって似たような民俗本を4、5冊買えば十分高くつくけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天目一箇命は、『古事記』にはその名はでてこない。
『日本書紀』においてもただ1行だけ触れられただけ。
異形のものとして人々に恐れられ、妖怪である「一目小僧」などの原形ともなった、いわば埋没神である。
その「アマノマヒトツ」にかかわるさまざまな謎と問題点を、菅田さんの独壇場である民俗・宗教・歴史・地誌・文学・文化人類学・思想史など多角的な視点から「読み解く」と、いったいそこには何事が見えてくるのだろうか。
なんだか、ドキドキもんである。
なにしろ、菅田さんの著作にはハズレがない。
あまり一般受けはしていないようだが、菅田さんの論考からインスパイアされたり、「をいをいパクリじゃないか?」的な本は山ほどある。
目次
一つ目の神・天目一箇命
柳田國男の「一目小僧」考
天目一箇命の末裔
一つ目とスガメ
天目一箇命の社
鍛治神「天津麻羅」
古代鍛治と「スガタ族」
タタラ神と鍛治神
忌部氏と物部氏
自然哲学者「マヒトツ」
第三の目
ス神とコトタマ「ス音」
大石凝真素美の言霊論
超古代文献『竹内文書』の創造神
山師とオカルト
消された神「伊都能賣」
天理教と古代鍛冶族
蘇る天目一箇命