- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054053953
作品紹介・あらすじ
「handbook(ハンドブック)」は、小型の本または手引き書を意味する言葉。この単語の中には、「hand=手」と「book=本」というふたつの言葉が入っています。人の手を介して本を届け、その本が読者と何かをつなぐ役割となる。本書のタイトルには、そのような意味を込めています。書店店主である著者が、今まで、そしてこれから行っていく、本屋の枠を越えた様々な活動。本書ではこれらを25のカテゴリに分けて、いろいろな角度から紹介しています。
感想・レビュー・書評
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すごい。本のことだけで本ができあがるなんて。なにかを企画する人は読んでみたら、なにかヒントになることが見つかるかも。
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江口さんの「本」という存在へのアプローチが、なんだか芸術家の思考のように思え面白く読み進む。
25章に様々なアイデアや発見が書かれていた。
同じく本の仕事をされている「BACH」の幅さんとの対談では、お二人の考え方の違いが興味深い。
この本によってラジオやテレビ、雑誌等で拝見する江口さんの人物図の頭の部分に付箋がたくさん付いたような気分だ。 -
興奮した!!!
本や本屋やその周辺に関する本は好きでよく読むが、これはこれまでで一番良かった。装丁も良かった。 -
ユトレヒトなどでお馴染みの、江口さんがこれまでやってきたことの記録&間にちょいちょい本の紹介など。
あちこちに話が飛ぶけれど、これが江口さんの頭の中なのかなと思いました。
本とお金のシビアな話に向かい合う章もあり。
「紙の手触り最高!だから本はなくならない!! 」みたいな、ふわふわした論よりも地に足がついていて、これからの人と本との関わりについてのヒントがたくさん。
決して楽観的にはなれないけれど、ぱらぱら読むだけでちょっと元気になれます。