新選組副長助勤斎藤一 (学研M文庫 あ 9-1)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784059001348

感想・レビュー・書評

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  • 試衛館のメンツと親しすぎず会津藩への忠誠心が強い斎藤一の話。
    他の漫画や小説の影響で試衛館組との関係は良好のイメージだったので、新しい視点から読めた。

  • 元々幕末は好きだけど、
    ただいま無性に新選組読みたい期。

    斎藤さんをメインにした小説は
    初めて読んだかもしれません。

    冷静で、口数は多くないが優しさも見え
    とても斎藤さんの人柄が伝わってきました。

    御陵衛士に間者として入った時の苦悩

    その後土方さんと気持ちが通じ合えた場面

    かつての仲間、仇が次々と戦いの中で亡くなっていく中
    生き残ったことに苦悩する姿

    良かったです。

    他の斎藤さんの小説もよみたいですが、
    暫くしたら再読したいと思える作品でした。

  • かなり探してようやく見つけました。皆さんも言われているように、合間に史実の資料などが出てくるので、現実に引き戻されてしまうため、史実は簡単に読む程度にして、本編の方に集中して読みました。あぁ、斎藤さんってこういう人だったに違いないと思わせてしまう本です。近藤さん亡き後の土方さんと斎藤さんの関係もいい感じです。斎藤さんが土方さんに「私はあなたが好きだ」という姿はすがすがしかったです。最近は斎藤さんを取り上げた本が増えてきていますが、私は赤間さんの書く斎藤一という人間像が好きです。

  • 私の中で新しい斎藤一像が確立した作品。
    赤間さんの書く斎藤さんは暖かくて非情になれない人。伊東派に間者として潜り込むも、伊東を嫌いになれずに苦しむ姿は他の作品では見たことがなかったので新鮮。
    ただ、ところどころに解説?のようなものが入るのが嫌でした。
    割と薄い本なのでサラッと読めちゃいます。
    私は飄々とした掴みどころのない斎藤さんの方が好きだなぁ。
    赤間さんの書く斎藤さんもかっこいいんですけど!

  • 作者の取材労力に敬意。
    文章からでも斎藤一の修羅場突破力が伺えます。

  • 実家で発見、再読。
    自分の中の斉藤一像は結構これかもしれない。にしても本当に不死身だこの人。そして数字が入った適当な偽名にかけては定評があります。思ってた以上に名前変えてる!
    この本は小説なのに斉藤さん愛用の羽織りとか刀の鍔の写真が載っていたり、子孫の方に話を聞いていたり資料的価値も充分。作者の斉藤さんへの愛が伝わってくる。

    この小説のように「色々あったけど、長生きして良かったよ」って最期思えていたら良いですね、斉藤さん。

  • 4059001341  284p 2002・7・15 初版

  • 文庫版、待ってましたっ!!

  • あらすじ(裏表紙より)
    幕末の動乱、京洛の地に血風を呼んだ新選組。この最強の武士集団の中でも、副長助勤・斎藤一は秀抜な剣技の持ち主であった。異分子の脱盟騒動に際し、油小路の粛清劇で影の主役をつとめる。戊辰戦争の後、藤田五郎と改名。西南戦争が起こるや、警視庁巡査隊に参加して九州へ赴き、勇名を馳せる。剣の刃渡りにも似た波乱の生涯を活写した名著がついに文庫化。新選組ファン必読!

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    幕末の動乱、京洛の地に血風を呼んだ新選組。この最強の武士集団の中でも、副長助勤・斎藤一は秀抜な剣技の持ち主であった。異分子の脱盟騒動に際し、油小路の粛清劇で影の主役をつとめる。戊辰戦争の後、藤田五郎と改名。西南戦争が起こるや、警視庁巡査隊に参加して九州へ赴き、勇名を馳せる。剣の刃渡りにも似た波乱の生涯を活写した名著がついに文庫化。新選組ファン必読。

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