バンスライクさんの感想
2013年9月18日
伊予西条藩の菅野靖兵衛は、江戸詰めを命じられ藩主から密命を受ける。過剰な蘊蓄や説明や作者の主観が本筋の合間にちょこちょこと差し込まれるので本筋のテンポが悪く分りにくい。本筋より説明や蘊蓄の方が多いだろう。キャラや場面の描きわけも中途半端で誰の台詞か誰の行動なのか分りにくい。たびたび前のページに戻って確認しなければならなかった。ストーリーも著名なキャラも多く登場させるが存在感はなく、中途半端な展開と結末ばかりで何がどうなって何をどう描きたいのか疑問ばかり。作者の独りよがりな感じばかり印象に残った。