よみきかせ日本昔話 さるかにがっせん (講談社の創作絵本)

  • 講談社
3.79
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本棚登録 : 98
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061325197

作品紹介・あらすじ

ある日、猿とカニは、それぞれ持っていたおにぎりと柿の種を交換します。柿の種を手にしたカニは、早速家の庭に植え、柿を育て始めます。柿の木はすくすくと育ち、見事な柿の実がなります。でも、困ったことに、カニは木に登れません。そこに、猿が現れ、カニのかわりに木に登ってくれます。しかし、待てども待てども、猿は自分だけで柿を食べるばかり……。カニが思わず、抗議の声を上げると、怒った猿は青くて硬い柿をカニに思い切り投げつけます。柿はカニの甲羅に命中、死んでしまいます。しばらくして、カニのおなかから生まれてきたのは、たくさんの子ガニたち。親ガニの仇をとることを決意した子ガニたちは、途中で出会った栗・蜂・牛の糞・臼とともに、猿の家に向かうのです!
「おはなしもうひとつ」は、「あたまにかきのき」。怠け者の男の頭に落ちてきた柿の実。面倒くさがり屋の男はそのままほうっておいて眠るのですが、なんと、頭から柿の木が生え始め…!?

「さるかにがっせん」は誰もが知っている昔話の定番。今回のお話も、非常にオーソドックな流れですが、石崎洋司氏の小気味いいテンポのストーリーと、やぎたみこ氏のダイナミックな絵が見事に合わさり、読み聞かせで盛り上がる新しい絵本として楽しめます。

感想・レビュー・書評

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    「さるかにがっせん」は誰もが知っている昔話の定番。今回のお話も、非常にオーソドックな流れですが、石崎洋司氏の小気味いいテンポのストーリーと、やぎたみこ氏のダイナミックな絵が見事に合わさり、読み聞かせで盛り上がる新しい絵本として楽しめます。(出版社HPより)

  • 4:9 さるかにがっせんのお話は知っていたけど、絵が気になって

  • 3才なりたてには早いかな?と思ったけど文章をわかりやすくして話してあげたらきちんと理解していた。

  • 昔話絵本。猿の毛並みや蟹の腹側が中々リアル。
    子蟹が一匹でなく、集団で仇討ちをするバージョンは初めて読んだ気がするけれど、もしかするとこちらの方が元々の形なのだろうか。
    巻末には柿つながりで『あたまにかきのき』も収録。

  • 繰り返しが少なく、テンポは良いが物足りない。ソフトタイプの終わり方も残念。

  •  他と読み比べてみたが、文章の良し悪しは分らないけれど、分りやすいのは確か。

  • 最初はかにに興味をもって借りたのですが、内容を読むうちにかにさんが死んでしまうことにとても衝撃を受けていました。初めて死に関して興味をもち、じっくり考えている様子が伺えました。悪いことをしたら見返りがあるということも少し理解したようです。

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著者プロフィール

東京都生まれ。慶応大学経済学部卒業。
『世界の果ての魔女学校』で野間児童文芸賞、日本児童文芸家協会賞受賞。
主な著書に、「黒魔女さんが通る!!」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、
『杉原千畝 命のビザ』『福沢諭吉 「自由」を創る』(講談社火の鳥伝記文庫)、
翻訳の仕事に『クロックワークスリー マコーリー公園の秘密と三つの宝物』(講談社)、
「講談えほん」シリーズ(講談社)、「少年弁護士セオの事件簿」シリーズ(岩崎書店)などがある。

「2023年 『黒魔女さんと最後の戦い 6年1組 黒魔女さんが通る!!(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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