ももんが もんじろう (講談社の創作絵本)

著者 :
  • 講談社
3.33
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本棚登録 : 151
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061332508

作品紹介・あらすじ

自然の大きさ、生き物たちの生き生きとした姿を描き続ける、村上康成さんの渾身作! モモンガのもんじろうと一緒に大空を飛んでいるような爽快感が広がります。

もんじろうは、ひとりぼっちのモモンガ。
まだ空を飛んだことがありません。
木の枝の先、とびたいけれど、ドキドキ、ドキドキ。
でも、ふいに風がもんじろうを押したもんだから、
もんじろうは夜のやみに向かって飛んでしまいました。

ヒュル~。

バン! はて、着地したのはどこだった?
もんじろう、ドキドキの冒険飛行がはじまります。

感想・レビュー・書評

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  • デフォルメされた絵がとても可愛らしい絵本。ももんがのもんじろうの新しい旅立ちが、鮮やかな1日の移り変わりとともに描かれていて背景の色合いが印象に残ります。

  • こどもが世界に出ていくとき、ぶつかったり出会ったり飛ばされたりいろいろな経験が待っているんだろうなーと感じさせる1冊。冒険をして成長をして最後は無事に戻ってきてねと思う。

  • 自然の大きさ、生き物たちの生き生きとした姿を描き続ける、村上康成さんの渾身作! モモンガのもんじろうと一緒に大空を飛んでいるような爽快感が広がります。

    もんじろうは、ひとりぼっちのモモンガ。
    まだ空を飛んだことがありません。
    木の枝の先、とびたいけれど、ドキドキ、ドキドキ。
    でも、ふいに風がもんじろうを押したもんだから、
    もんじろうは夜のやみに向かって飛んでしまいました。

    ヒュル~。

    バン! はて、着地したのはどこだった?
    もんじろう、ドキドキの冒険飛行がはじまります。

  • かわいい

  • モモンガのアニメを気に入っているこどもにどうかなと見てみたけど、まだ少し早そうかな。

  • 2020.11.15

  • 2020/01/28 1年生(2019年度)

  • もんじろうくんが木の穴から顔を出している絵がとてもかわいくて和む。

  • 作家さんは岐阜県出身、自然派アーティストだそうです。ももんがのもんじろうがかわいい!
    せけんしらずのもんじろう。家族の代わりにすぎの木がせなかを押します。だけど、やっぱりちょっと心配。早く上手にとべるようになるといいね。

  • 村上康成さん特有の、絵の具をベタ塗りしたようなタッチで描かれる絵が特徴の絵本です。主人公・ももんがのもんじろうの愛らしい表情や自然界の動物たちの姿が、単純化されつつも特徴を捉えて描かれていて、子供の視線を捉えるように感じます。

    まだ、住処の杉の木から飛んだことのない、子供のももんが・もんじろう。
    家族が留守の夜、杉の木と風の応援で、初めて夜の空を飛び、色々な動物たちに出会います。動物たちはそれぞれに、もんじろうを空の旅の続きへと促し、翌朝、もんじろうは無事に杉の木に帰ってきます。それまでは、初めて見る「世間」に恐怖を感じていたもんじろうですが、一夜の冒険を経験した後、杉の木から改めて見る世間に、自分もこの世界で生きていくのだと、心が奮い立ち、その夜からは、誰に後押しされるでもなく、自らの意思で杉の木から飛び立つ、というお話です。

    文章は、ひらがなとカタカナで構成されていて、カタカナにふりがなはありません。
    文章量は少ないですが、熊のセリフの「くまった」や鹿に「しかられた」とか、鴨のセリフ「おもいかも」、真鯉の「さあ、こい」、「きがきでなかった」杉の木など、音遊びとしてのシャレが分からないと、この本の面白さが十分に味わえないように思います。成長してから読み直して、「あ!こんなシャレが隠されていたのか!」と気付く面白さもあるかもしれません。

    【参考】読み聞かせ:2歳0ヶ月

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著者プロフィール

1955年、岐阜生まれ。『ピンクとスノーじいさん』『ようこそ森へ』(徳間書店)、『プレゼント』(BL出版)、の三作品でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞、『ピンク!パール!』(徳間書店)でBIB世界絵本原画展金牌、『なつのいけ』(ひかりのくに)で日本絵本大賞を受賞。絵本に『やきいもの日』(徳間書店)、『カッパがついてる』(ポプラ社)、『フィフィのそら』(ひさかたチャイルド)、『よぞらのほしは』(フレーベル館)、『きぜつライオン』(教育画劇)など多数。

「2007年 『いっちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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