あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント (星海社新書)

著者 :
  • 星海社
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本棚登録 : 216
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061385597

作品紹介・あらすじ

落語は、面白くて、ためになる!
この本は、落語の面白さについて語ると同時に、落語がいかに「役に立つか」について解説した本です。落語修業を経て私の中に芽生えたのは、「サラリーマン時代に落語を知っていれば、もう少しましな仕事ができたのに……」という思いでした。話し方はプレゼンの参考になりますし、噺の内容から人間関係のコツを学ぶこともできます。しかも予備知識が不要で、三千円も出せば一流の芸がみれて、グローバル社会で必須となる日本文化の知識まで得られる。そして、なんといってもべらぼうに面白い! 手前味噌ですが、こんなにいい趣味って他にないと思いませんか? 落語には、あなたの仕事を進化させるヒントが詰まっています。

感想・レビュー・書評

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  • (audibleで聴く)
    最近、落語を聞くようになったので、聴いてみました。
    志の春師匠の生い立ち、大事なポイント、雑談に使える落語の紹介など落語の基本を理解する本です。
    志の春師匠の落語、または英語落語も面白いので、ぜひ聴いてください。
    #読書
    #読書記録
    #読書好きな人と繋がりたい
    #audible
    #落語
    #立川志の春

  • 他の本を目当てに新書コーナーへ行った際に見つけた本です。
    落語は興味ありましたが、どうも伝統芸能は
    敷居が高いと勝手に思い込んでいるところがあり、
    だからこそ好奇心を隠し切れず手にとりました。

    年あけ早々、ものすごくためになる本に出会った
    というのが読後の感想です。
    落語も一度みにいってみたいと思います。
    この本の語っていることが間違いでなければ
    きっと楽しめるはず!

    いくつか印象に残った部分があります。
    尊敬する師匠のような存在の人の行動言動を
    真似して同化していくことでその人の芸を
    自分の中に吸収していく、とか。
    なるほど。技をものにするとは、そういうことかと
    感心し、私は私の仕事で尊敬しているあの人たちの技を
    いただいて自分もステップアップして
    いけたらいいなと単純な私は影響されています。

    他にも、どうでもいい後輩に対しての態度について
    少し触れてあったところで、どきっとしました。
    確かに、OKを出せない状態であっても、
    「もういいよ」と無理やりOKを出した経験が
    あるので、そこは苦笑いするしかなかったです。

    せっかくこのような素晴らしい内容の本に出合えたので、
    尊敬している先輩たちにおすすめしてみようかと
    思いましたが、残念なことに誤字が多すぎて
    今のところ私からはおすすめできませんでした。

    重版後に修正されていたらいいな。

  • 立川志の春師匠が本の中から出てきて目の前でしゃべってくれているみたいに軽快で、面白い内容。プレゼンで使えそうなコツも学べたし、志の輔師匠や談志師匠との貴重なエピソードも豊富に出てきてとてもよかった。

  • プレゼンやビジネスはほぼ関係なかったが、落語の魅力という意味では面白かった

  • すごい経歴を持つ立川志の春。アメリカに留学して落語家になった経緯。そしてビジネスを交えた落語談義。
    ただ表題から期待される、ビジネスでのまくらについてはあまり深掘りされていなかった。
    しかし面白いです。

  • ・排外主義的な思想と対極にあるのが落語の世界。他者への寛容さは、これからグローバル化が進む社会でとても大切な考え方になってくる。「自分と違うから排除する」という姿勢では、多様なバックグラウンドを持つ人たちと付き合っていくことができず、国際的に活躍するビジネスパーソンにはなれない。各々の文化の違いを認め、どんな人にも寛容な心で接し、多様性を受け入れる心構えを落語から学んでおけば、グローバルに活躍できる人材になれることだろう。

  • ビジネス書風にしない方が良かったのではないか。

  • 現在二つ目である志の春さんが落語家になるまでの、そして落語家として活動して学んだこと、ビジネスでも使える「ワザ」をざっくりとまとめてくれている本。
    さすが落語家(もしくは元商社マン)文書が読みやすい。

    落語もビジネスも相手がいて成立するもの。相手の行動を読み、あるいは相手からアクションを引き出して、どうしたら相手が喜ぶかを常に考えて行動せよ。相手を知ること、相手の言葉や行動の先を読めるようになること、相手になりきること。

    リズムの話がとっても参考になった。なるほど、トントン、トトン、トトントントン…ってやると聞きやすくなるのか。なるほど。

  • なかなかの良書。ただ、プレゼンのところにもっと力点をおいて欲しかった。

  • イェール大学→三井物産→落語家という異色の経歴。落語家は師匠と同化するすることが大事という意味が理解でき、相手が何を求めているのかなどビジネスシーンでも応用できます。落語とプレゼンテーションの共通点、目から鱗です。

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著者プロフィール

落語家
1976年大阪府生まれ、千葉県柏市育ち。渋谷幕張高校を経て、イェール大学へ進学。卒業後は三井物産に入社。鉄鉱石部にて、営業見習いとして勤務する。社会人3年目のある日、餃子を食べに行く途中でたまたま当日券のあった立川志の輔の落語を聴き、衝撃を受ける。半年間の逡巡の末退職し、「会社を辞めてきました」と直談判。「辞めてきたっていうんなら……まあ、しょうがねえか」と志の輔門下への入門を許される。2011年、二つ目昇進。日本語はもちろん、留学経験を活かした英語落語での公演も行う。立川志の輔をして「最初の2年間での伸び幅が、今までのどの弟子よりも大きかった」と言わしめた、今最も注目される落語家の一人である。

「2014年 『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか? 落語に学ぶ仕事のヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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