卑弥呼の謎 新版 (講談社現代新書 908)

著者 :
  • 講談社
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 18
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061489080

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 様々な学者の考察や、歴史的資料をもとに
    統計的に、卑弥呼という人物の謎に迫る。


    歴代天皇、源氏、北条氏、足利氏、徳川氏
    はたまた中国王朝の皇帝の平均在位期間から、
    崇神天皇以前の歴代天皇の在位していた時代を推定。


    これにより、神武天皇は紀元後300年前後が御代であったと推定される。


    この神武天皇から6代前が天照大御神ということになるが、歴代天皇の平均在位年数を10年とみれば天照大御神の御代は220〜250年あたりになるようだ。


    すると、魏志倭人伝に見られる卑弥呼の時代と重なる。


    謎多き卑弥呼はアマテラスだったのではないか。


    かなり論理的に説明がついているので、とても納得のいくものであった。
    ただ、統計だっていすぎる。
    卑弥呼の謎までが長い。


    邪馬台国が北九州説であるとするなら、
    吉野ヶ里遺跡との関連も考えてみたいと思った。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。
専攻は、日本古代史、言語学、心理学。
勉誠出版より『誤りと偽りの考古学・纒向―これは、第二の旧石器捏造事件だ!』『神功皇后と広開土王の激闘―蘇る大動乱の五世紀』などのシリーズを刊行中。

「2020年 『日本の建国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

安本美典の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×