税金の論理 (講談社現代新書 1229)

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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061492295

作品紹介・あらすじ

それなくしては国家や社会が成立し得ない不可欠の存在。しかし、わかりにくく、なじみにくいのが税金の仕組。なぜ税金を納めねばならないのか。公平・中立の原則は守られているのか。税金の歴史をふり返り、所得税、法人税、消費税など現行税制のもつ問題点と今後の展望を平易に解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • 政府税調の委員を務めた著者が、税金の基礎についてわかりやすく解説している本です。

    所得税、法人税、消費税、資産課税、地方税といった各種の税金の仕組みと課題について、それぞれていねいに解説した後、ますます高齢化が進み成熟社会への移行を図らなければならないこれからの日本にとって望ましい税制はどのようなものになるのかを論じています。

  • [ 内容 ]
    それなくしては国家や社会が成立し得ない不可欠の存在。
    しかし、わかりにくく、なじみにくいのが税金の仕組。
    なぜ税金を納めねばならないのか?
    公平・中立の原則は守られているのか?
    税金の歴史をふり返り、所得税、消費税など現行税制のもつ問題点と今後の展望を平易に解き明かす。

    [ 目次 ]
    第1章 国家の存立基盤―何故、税金を納めねばならぬのか
    第2章 税金の移り変わり―税金は経済力を映す鏡
    第3章 税金の王様・所得税―その仕組みと問題点
    第4章 利子・株の儲けと税金―苦悩する資産所得課税
    第5章 正体不明の法人税―No.2の地位を確保
    第6章 世界を席巻した付加価値税―不幸な生い立ち・日本の消費税
    第7章 平等化社会に不可欠な資産課税―資産再分配は必要だ!!
    第8章 地域社会に密着した地方税―国税と一味ちがう税金
    第9章 成熟社会のチエ―直間比率の是正

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著者プロフィール

石 弘光(イシ ヒロミツ)
一橋大学名誉教授
1937年東京に生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院を経てその後、一橋大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、学長(1998-2004年)。退職後、2007-11年の間、放送大学の学長を務める。現在、一橋大学ならびに中国人民大学名誉教授。その間、政府税制調査会会長(2000-06年)、財政制度等審議会委員、経済審議会委員、金融制度調査会委員などを歴任。経済学博士。専門は財政学。財政、税制に関する主な著書として、『財政構造の安定効果』(勁草書房 毎日エコノミスト賞)、『租税政策の効果』(東洋経済新報社 日経・経済図書文化賞)、『財政改革の論理』(日本経済新聞社 サントリー学芸賞)、『現代税制改革史』(東洋経済新報社 租税資料館賞)、『税制改革の渦中にあって』(岩波書店)、『増税時代』(ちくま新書)、その他多数。

「2014年 『国家と財政 ある経済学者の回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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