国の借金 (講談社現代新書 1339)

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  • / ISBN・EAN: 9784061493391

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  • 学生時代

  • 4061493396 209p 1997・2・20 1刷

  • 税金と公債の別、公債の種類からはじまってケインズ政策の誤りを断じ、借金体質にドップリつかった我が国の財政の問題点を、諸外国との比較もまじえ実証的に解説する。数年を経た現状は、本書の危機感すら初々しく感じられるような有り様である。一体どうするのか。過去の公債発行の仕組みなど知るにつけ、「唯一成功した社会主義国」日本が、西側陣営の一員として冷戦の勝利を祝ったのは大いなる判断ミスだったのではないかという印象が強くなる。文献リストあり。

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著者プロフィール

石 弘光(イシ ヒロミツ)
一橋大学名誉教授
1937年東京に生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院を経てその後、一橋大学経済学部助手、専任講師、助教授、教授、学長(1998-2004年)。退職後、2007-11年の間、放送大学の学長を務める。現在、一橋大学ならびに中国人民大学名誉教授。その間、政府税制調査会会長(2000-06年)、財政制度等審議会委員、経済審議会委員、金融制度調査会委員などを歴任。経済学博士。専門は財政学。財政、税制に関する主な著書として、『財政構造の安定効果』(勁草書房 毎日エコノミスト賞)、『租税政策の効果』(東洋経済新報社 日経・経済図書文化賞)、『財政改革の論理』(日本経済新聞社 サントリー学芸賞)、『現代税制改革史』(東洋経済新報社 租税資料館賞)、『税制改革の渦中にあって』(岩波書店)、『増税時代』(ちくま新書)、その他多数。

「2014年 『国家と財政 ある経済学者の回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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