戦略思考のすすめ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.34
  • (3)
  • (14)
  • (24)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 121
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497665

作品紹介・あらすじ

会社員の価値は「英語ができます」とか「ケーススタディが解けます」といったことにあるわけではない。会社員の価値とは、あくまで組織と社会に貢献すること、つまり「仕事を通じて会社を強くする力」にあります。それができる人こそが、まさに"できる人"であり、大きな市場価値のある人である。仕事を通じて会社を強くするには、押さえるべきいくつかの「ツボ」があります。この本では、ビジネスの基本として押さえたい「三六個のツボ」を紹介していく。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  戦略思考、という言葉に違和感、拒絶感があるが、なるほどと思う点が36のツボ中数個発見できたのが、まず良かった。職場のしくみが最近やたらと変化しているが、本書を読むことでその思想の一端を理解できた。開発とマーケットの親和度を上げる必要がありそうだ・・・

  • 意思決定をし、それに責任を持つこと。

  • 目新しい情報はないが、Tipsがよくまとまっており、
    読み返すことで、忘れていた基本を思い出させてくれる。
    ビジネスパーソンにはもってこいの内容。

  • チェックリストとして活用できるか。

  • 戦略思考コンプリートブックも書いている河瀬誠さんの新書での入門版。

    ビジネスでの戦略思考を4分類して、具体的なツボを指摘している。基本的な戦略の考え方が分かるが、細かく学ならば、類書を当たった方がよいと思う。

    巻末のブックガイドもよかった。

  • 36のツボとは問題解決本や戦略本、マーケティング本などに載っているトピックであり、目新しい考え方ではなかった。これまでにも語られてきたことを平易にまとめたものである。ツボという表現であったので、もっと実学的な本で、はっとさせられるものを期待していたのだが、そういう本ではなかった。

  • 市場、マーケティング、ビジネスモデル、組織に関しての要諦が、副題にある「ツボ」として簡潔にまとめられている。

  • 統制型組織は昔のコミュニケーション・ツールの時代に生まれた組織だ。公式な情報は、組織の形に厳密に沿って上下する。組織内で情報を共有するには、会議が一番安い手段だった。部長や課長は"隣の部門の情報を握る地位"にあるだけで、絶大な力を持っていた。
    <<中略>>
    ところが、今やコミュニケーションの主役はメールなどの電子ツールに移った。横の組織と情報共有や議論をするのに、濃密かつ個人的な人的ネットワークはいらない。圧倒的に効率的なツールが普及した現在、統制型組織を人的ネットワークで補う日本的な会社文化が強みを失うのは仕方ない。

  • 客のニーズ
    知識的組織

  • 競争環境概論、マーケティング概論、ビジネスモデル概論、組織論概論。<br /><br />目新しいコンセプトはなさそうだが、大まかに一通りまとめてあるので把握しやすい。自社のポジションを把握したり、考えられる戦略は何かを網羅しているので、戦略検討する際に役立つだろう。<br /><br />特に後半の組織論に関する解説は面白かった。知識組織として必要な人事方針、評価方法、CEOの役割など。知識組織は新しい形態であり、定式化された方法論がまだないため著者の思いが語られているが、それだけに前半よりも興味深く読めた。

全11件中 1 - 10件を表示

河瀬誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×