俳句とエロス (講談社現代新書)

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  • 講談社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497702

感想・レビュー・書評

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  • そこはかとないエロティックなものが多いです。
    で・す・が…最後のメタファー…に関しては例外。
    冒頭からもうワードにそういうのが
    めちゃくちゃ入っています。

    何かと批判を受けるある界隈の人がいますが
    実はこの方、俳句を読むんですよね。
    名前はほぼほぼ変わりがないので
    おや、と思えるはずです。

    あともうなくなった番組でしょっちゅう
    三人組で活動していたマダムの一人の句も
    紹介されています。

    魅力あるマダムなので
    違和感0でした。

  • 川柳ではエロテックな句が多い。俳句では季語があるので制限されるのだろう。短歌ではエロスの歌が作られているから、今後増えそうだ。

  • 上野千鶴子って俳人だったのか、知らなかった。
    著者は女のオナニーに欲情する方です。

  • エロティシズムとは、人をひきつける性的魅力としての色気。エロスは発情のための文化的装置であり、発情は文化的行為。露骨なものはエロは感じてもエロティシズムは感じない。文芸作品として見た場合、底が浅い。女性のもつ蠱惑的な美しさに激しい嗜好と愛着を感じるのがエロティシズム。エロティックな興奮は、対象への聖化と侮蔑との間の微妙なバランスから生じる。性的行為の目標に対して比較的に間接的なのがエロティシズムであり、直接的なものが猥褻。エロティシズムは即物的であればあるほど希薄になる。エロティシズム、恋愛、猥褻。それぞれの世界の違いを自分なりに認識する。

  • 花鳥風月を詠う一般的な俳句とは違い、異性美を追求する「エロティシズム俳句」。日本の俳句だけが表現できる微妙なエロさです。普通の俳句が面白くないという方はこちらの視点から見てみては?

  • 謎につぼった。

  • 出会った瞬間、衝撃的でした。
    「エロス」って、性的興奮を覚えるものだけを指すんじゃないですよね。
    美しさだとか透明感だとか。そういう「エロス」をいつか書けたらなぁ、と。

  • 081223

  • エロティシズム

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著者プロフィール

1943年愛媛県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。静岡大学人文学部教授、神奈川大学経営学部教授を経て、神奈川大学名誉教授。専門は、近世・近代俳論史。「鬼ヶ城」の俳号で実作も行い、俳句グループ「阿」の会の代表を務める。産経新聞「テーマ川柳」選者。

「2019年 『日本人なら知っておきたい美しい四季の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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