子の世話にならずに死にたい (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061497986

作品紹介・あらすじ

介護、葬式、そして墓…「娘だけ」の家ではどうするか?自由葬を行うには?夫側の墓に入りたくない!継承者のいらない墓とは?老後と死後の自立のために。実行のための関係団体連絡先リスト付き。

感想・レビュー・書評

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  • 主には墓に関する考察。墓と家制度は密接。「子の世話になりたくない」は子への愛があればこその思い、という説明には大納得。
    思うがままに生きたとしても、果たして死後の葬送、埋火葬にまでその個人の意思が反映されるだろうか、なんてことを考えるのもいいが、それより誰が自分の葬送~火葬~埋蔵をしてくれるだろうか、なんてこともついでに考えざるをえない

  • [ 内容 ]
    介護、葬式、そして墓…
    「娘だけ」の家ではどうするか?
    自由葬を行うには?
    夫側の墓に入りたくない!
    継承者のいらない墓とは?
    老後と死後の自立のために。
    実行のための関係団体連絡先リスト付き。

    [ 目次 ]
    第1章 旧い家族・新しい家族
    第2章 居住と帰属をめぐる親子関係の変化
    第3章 墓と祭祀をめぐる双方化する親子関係
    第4章 子の世話になれない介護・葬送
    第5章 自分らしく逝く
    第6章 子の負担にならず安らかに眠る

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    [ 参考となる書評 ]

  • 表紙によれば題名は「子の世話にならずに死にたい」。
    愛情と思いやりがあるからこそ「子の世話にならずに死にたい」という言葉が出てくる由。
    子の世話にならずに死にたい「けど…」、と続く。現実は厳しい。

  • 西欧社会が百年近くかけた近代化のプロセスを、日本はそれを戦後10年に凝縮し、驚くほど短期間で実現してしまった。高度成長がもたらされた一方で、同時に深刻な少子高齢化社会へと、日本は変貌していくことになる。
    この日本独自が抱える問題により、家族のあり方も、伝統的な家意識から核家族へと変貌していく。
    こういった家族の変貌に伴い、「死」のあり方も大きく変わりつつある。すべてが個人化する今、葬送儀礼にも「自分らしさ」を求める人が多くなった。

    祖先崇拝の色濃い地元に育った私にとって、そういった事実は非常に興味深くあり、同時に悲しくもある。
    「日本人には神がいない」とはよく言われることだが、祖先への信仰は確かにあったものであると思う。
    変わりつつある現在、「日本人の信仰」はどこにいくのだろうか。

  • うちの両親はどうでしょう

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著者プロフィール

東洋大学教授

「2014年 『老い方上手』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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