- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061556669
作品紹介・あらすじ
水や空気や電気の流れをどうやって読み解くのか?多彩な実例に基づいて、ベクトル解析の便利なワザが身につくお役立ち本。
感想・レビュー・書評
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内積と外積は理解できたのでよしとする。
後半の方程式連発はまだキツすぎる…詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10年位前に物理学科(物理学専攻)で物理をやってました。趣味として学び直しをしたいと思い、本書を購入。
大学1年でベクトル解析はあまりやらないと思いますが(学科に依るかも)、本書は大学1年でも問題なく読み進めることができます(ただし簡単な微積分とベクトルの知識は必要)。
ベクトル解析の歴史やエピソードを盛り込み、飽きさせず悩ませずの配慮がされていてます。図や写真も多くあり、非常に理解しやすいです。
まず最初に教授と学生の簡単な掛け合いで始まります。そこから具体的に解説が始まり、練習問題や応用例で1つの単元が終わるという感じです。
昔の人で「最近の物理や数学の教科書は高校の参考書みたいで威厳に欠ける」みたいなこと言う人がいますが、最初から硬い言葉でわかりにくく、くじけてしまうくらいなら、本書のような本で少しでも前に進める方が重要だと個人的には思います。そこから科学者が多く生まれていけばいいと思いますけどね。
ベクトル解析がどの分野でどのように応用されているかも記載されていて、まさに全部入りという感じです。
総じて読みやすく、今風の本という感じ。ベクトル解析の最初の一歩としてはかなりおすすめできますが、これだけでは足りないのも事実です。
一箇所だけ、練習問題の回答に「省略する」と書かれていた時、本を投げつけたくなりました。それ以外は概ね良し!です。 -
ベクトル解析の意味や目的を、豊富な図などを使ってわかりやすく解説している。
数学の目的と実際の計算方法の練習という意味では、目的を教えてくれる本。全体像を把握する意味でも、良い本ではないだろうか? -
とりあえず、線形代数と微積分をかじっただけの私でも、ベクトル解析とは何かが理解できる本である。難しい数式だけの本だと恐らく挫折していたと思うが、教授と生徒の対話形式になっているため、とっつきやすく、ベクトル解析の基本である勾配、発散、回転がわかりやすく書かれている。ベクトル解析の概念を理解できただけでも大きな収穫である。