reinouさんの感想
2017年1月22日
1976年(底本1959年)刊行。著者は国立民族学博物館名誉教授。文化人類学(広義)の研究史解析書の趣き。社会心理学や行動科学を少し齧っていれば既知の事項は多い。ホルモンの影響や記憶のメカニズムの解析まで及んでいる現在において本書の解説する脳生理学など、明らかに情報が古いものも含まれているが、さっとお浚いするには適しているかもしれない。