霊魂観の系譜: 歴史民俗学の視点 (講談社学術文庫 867)

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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061588677

作品紹介・あらすじ

日本ではタマシイのことを玉ともいう。人が死ぬと人玉は体外へ脱出し、時には暴れ回って人に憑いたり祟ったりする。こうして畏怖される人玉は、やがてシャーマンの呪術によって鎮められる。日本人のこのような霊魂観を、本書は、古代シャーマニズムと民間信仰および中世の死霊観にみられる怨霊思想などに探り、更に折口信夫の巫女観や柳田国男の祖霊観の見直しの必要性を説く。歴史民俗学の視点から日本人の霊魂観を考察した労作。

著者プロフィール

大正六年、新潟県に生まれる。東京文理科大学史学科卒業。東京教育大学教授、駒沢大学教授・学長を経て、現在、駒沢大学名誉教授・文学博士。元日本民俗学会代表理事、現在、日本風俗史学会会長。第一回柳田国男賞受賞。主な著書に、日本民間信仰論、祭りと信仰、霊魂観の系譜、などがあり、桜井徳太郎著作集全10巻がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「1993年 『民俗探訪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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