歌仙の世界: 芭蕉連句の鑑賞と考察 (講談社学術文庫 905)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061589056

作品紹介・あらすじ

現在、連句の存在やそのおもしろさを知っている日本人は、はたしてどれぐらいいるのだろうか。本書は、一人でも多くの日本人に連句のおもしろさについて知ってもらえたらと、初心者を対象に想定して執筆したものである。それには、百の能書を並べるよりも、直接、歌仙一巻をまるまる味わってみるのが1番だろう。そう思って、あえてそのサンプルとしての「山中三吟」歌仙の鑑賞にページを割いた。

感想・レビュー・書評

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  • 連句の歌仙(36の句からなる連句)の一つを取り上げて、その付合一つひとつを、対談形式で詳しく解説している。
    Aさん・Bさんを登場させ、「こんな考え方はどうなのだろう」と読者が思うような解釈についての意見や、異説も解説されていて、とてもよく連句の奥深さを感じられる。

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著者プロフィール

1920年生まれ。東京文理科大学卒業。東京教育大学教授、成城大学教授を経て現在に至る。専攻は近世文学。主著に「芭蕉の世界」「芭蕉・蕪村」「蕪村の世界」など。

「2000年 『新編俳句の解釈と鑑賞事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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