朝鮮の詩ごころ: 時調の世界 (講談社学術文庫 1020)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061590205

作品紹介・あらすじ

「時調」は朝鮮個有の定型詩。高麗王朝末期の12、3世紀に生まれ、今日まで八百年の歳月を受けつがれてきた。本書で著者は、詩の背後に秘められた数奇な人物群像を語りつつ、民族のアイデンティティを明確に描き出す。民族の詩歌を知ることが、とりもなおさずその国民性を知り魂を理解する捷路であるなら、本書は、近くて遠い隣国の人々の価値観・人生観を理解するうえでの最適の書である。

感想・レビュー・書評

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  • 時調のほんというより歴史の本みたいに読んでしまった…。詩人に合わせて書かれてるから時代が前後すると言うか紀伝体みたいになってるので途中ちょっと混乱した。

    野史を絡めて時調の歴史を概観…みたいな本。たまに歌辞文学とかも混ざってる。なにがいいって朝鮮語表記が併記されてることですね。一緒に借りてきたやつが日本語しか書いてなくて逆に仰天した。漢字とハングルの交ぜ書き。

    著者の幼少体験から話が始まるけど、戦争が終わったことに対する子供視点の真っ正直な感想がちょっと面白かった。

    閉架図書

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著者プロフィール

1933年、朝鮮・慶尚北道生まれ。大邱大学(現嶺南大学)法文学部三年中退。53年に渡日。58年法政大学文学部日本文学科卒。現在、同大学国際文化学部教授。著書に『朝鮮の詩ごごろ』(講談社学術文庫)『歴史まみれの韓国』(当社刊)『タヒャンサリの歌』(丸善ライブラリー)などがある。

「2000年 『韓国両班騒動記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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