宗教学入門 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061592940

作品紹介・あらすじ

宗教学とは何か。これについて本書は、次の三つの観点から考察する。一つは、事実を客観的に取り上げて主観的な価値判断を避け、二つは、宗教を人間の生活現象の一局面として捉え、三つは、特定の一宗教ではなく複数の多宗教を資料として取り扱う。変幻自在の怪物のような世界の宗教現象を、見事なスタンスとバランス感覚を生かして、社会的人間として必要な宗教の基本知識を詳述した待望の入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史好きが講じて、歴史や文化と切っても切り離せない宗教についても興味が湧き、ここ数年のろのろと聖書やイスラーム、仏教、神道などの本を色々読んでみた。
    よし、そろそろメインのものは読んだしいよいよ宗教学なるものもどうかしら。と思って買った本たちの中の一冊。

    大学で「宗教学」も取ってたくせに、これっぽっちも聞いてなかったんだなーと愕然とした自分。

    宗教学と言っても、比較宗教学や宗教社会学、宗教心理学などなど色々また細かく別れてるんですが自分が一番何に興味があるのか、それぞれは何を学ぶものなのかさっぱり分からない私のような超初心者にも分かりやすく丁寧に書かれてます。

    他にも何冊か買ったんだけど、一番初心者向けでなおかつ特定の宗教に偏ってなく読みやすいです。

  • 入門書マニアのおれがこれまで読んだ中で最高の入門書のひとつ。

  • 本当に宗教を勉強したい方への入門書。
    いや、入門の入門とかそんなんではなくて、わかりやすーい概説書。
    最初はラジオの収録だったとかで、話し言葉で描かれているのが特徴です。
    例をとるにも日本、仏教、キリスト教など、偏りを特に出さずに出してくれます(あまりマイナーな宗教はたとえとして分かりにくいので少なめ。イスラム教やユダヤ教も少ないけど…)
    様々な角度から広く浅くレクチャー。
    しかし、宗教てのは良くも悪くも生きてる人のものなのねーと実感。

  • 入門・概説書、読み易い、詳しさも手頃。

  • 宗教学の様々な思索の系譜をさらう以上の魅力がこの本には詰まっている。オススメ。

  • 宗教と科学・呪術の分類の仕方が秀逸

  • 社会学的。案外面白い。

  • 宗教とは何か…その役割とは何なのか。
    混ざり合った宗教の価値を整えるのに最適の一冊。

  • 宗教とは何かってのがわかりやすくいろんな角度から書かれてる。
    せっかく人間に生まれたんだから宗教一つくらいは信じてみるべきだなーって改めて強く思った。いい宗教に出会わんかな~~

  • 宗教を様々な観点から整理、解説された本

    そもそもの成り立ちから儀式に至るまで、根底に続く価値観から学習できたという点でとても勉強になった。

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