座の文学: 連衆心と俳諧の成立 (講談社学術文庫 1305)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061593053

作品紹介・あらすじ

座とは何か。日本独特の文芸形式である俳諧の本質は、人の和をもって始まり、それをもって終わる。すなわち、俳諧における座とは、文芸的な人間連帯である連衆心を営んだ場である。孤独を自覚する者同士が、日常性とは別次元の関係でつながり、生きる楽しみを共にする。俳聖・芭蕉にとって座こそ、その詩情を誘発し、増幅し、普遍化する、いわばかれの詩の成立に不可欠の媒体であったと説く名著。

著者プロフィール

1920年生まれ。東京文理科大学卒業。東京教育大学教授、成城大学教授を経て現在に至る。専攻は近世文学。主著に「芭蕉の世界」「芭蕉・蕪村」「蕪村の世界」など。

「2000年 『新編俳句の解釈と鑑賞事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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