東アジア世界の歴史 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061598904

作品紹介・あらすじ

中国を中心とし、朝鮮・日本・ベトナムやモンゴル・チベット高原さらに西北回廊を含む地域で歴史はいかに織りなされたのか。黄河・長江流域に発した文明を源とする中華王朝と周辺異民族の興亡と融合のたゆみない運動。漢字文化・儒教・律令制・仏教・中国との冊封関係などを指標とし、一つの文化圏として捉えられる地域の歴史のダイナミズムを概観。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2回の内モンゴルの旅を経てようやく読了。
    匈奴だの突厥だの、中国王朝周辺の民族史は本当にわかりづらくて、試験勉強では苦しめられた。中国史のついでみたいに断片的に登場するせいだ。
    ひとつまとめて学び直そうと手にとった本。
    東アジアの概観が文字通り一冊にまとめられていて、特に巻末の地域ごとの年表が嬉しい。
    聞き慣れない固有名詞が頻出し、事実の羅列が続くあたりはさすがにきつかった。一読では頭の中の整理がまったくできていないけど、何かの折には参考に使えるかな。

  •  中国を中心とした東アジア地域の歴史の変遷についての概説書。

     私のお世話になった李成市先生の東アジア論とは異なり、モンゴル、満洲地域、チベット、西北回廊(シルクロード地域)も含めて”東アジア世界”を論じている。そういった意味でより東アジア地域の歴史のダイナミクスに思いを馳せることになった一冊。

     著者が亡くなって未完に終わってしまったのが残念。

全3件中 1 - 3件を表示

堀敏一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×