くるみと七人のこびとたち 5 (講談社コミックスなかよし)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784061788077

感想・レビュー・書評

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  • グリム童話の中に吸い込まれた少女が、世直しならぬお話直しをする少女漫画。全5巻。
    とにかくパワーがある。うぉーってすごい勢いでつきすすむんだけど暑苦しくはない。

    最近つづけて「子供と図書(あるいはおはなし)」関係の本を読んでいて、この漫画を思い出した。
    子供のころは単に異世界パラレルのコメディとして楽しんでいたけれど、実は「おはなしの力」の話でもあった。
    子供には(大人にも)心の栄養が必要で、その栄養の大きなひとつが「本」や「おはなし」だってことが描かれている。
    今の世にメルヘンなんてもう必要ないんだろうかという問いに、くるみが「夢も食べなきゃ育たないよ!」と答えるセリフがあったはず。

    登場人物、とくに主人公のくるみがいい子で、そのいい子さが真っ当。
    最初から電話対応がきちんとしているし、間違ったら反省するし、いやいやながらも謝るし、自分の言葉の責任をとって恥をかきにいく。
    「素直な(都合の)良い子」ではなく、「まっすぐないい子」
    しっかりしているけれど変に大人なわけではない。
    幼児の時に幼児をして、子供の時に子供をして、大人になるころにはきっときちんと大人になる。
    そういう、いい育ち方の強さの子。
    こういうキャラクターって案外少ない気がする。
    ちゃんとした大人が子供のために書いた作品。


    いばら姫の王子様の名前が「ザイス・インクヴァルト」だったことに大人になってから気づいてぎょっとした。
    インターネット普及以前の作品だしドイツ系のかっこいい名前を適当にひろってきただけだとは思うけど。

  • 最終決戦。
    世界は平和に戻ったけれど、切ないラストでした。
    ハッピーエンド、だけど寂しい。。

    子供の頃に読んだのをずっと忘れられず、最近中古で発見して大人買いした作品。
    多分、ずっと一番に好きな漫画です。

  • 思い出に残るラストでした。良い作品です。

  • 月刊の少女漫画雑誌「なかよし」に連載されていた作品。
    子供の頃、大好きな漫画でした。

    グリム童話の世界に入った主人公「くるみ」ちゃんが、
    小人やカイル王子と冒険しながら、
    悪い魔女にねじ曲げられたグリム童話のお話を直していく物語。

    カイル王子がカッコよかったなあ…。(←白雪姫の王子様)

    ラストが、切ないけどとても良くて
    今でも読み返したくなる作品です。

  • 衝撃的で切ないけれど、とても美しい結末でした。読者にまで夢を見させてくれるのがすごい。
    そんなラストだったからこそ、私は今でもこの作品が忘れられなくて、大好きなんだと思う。

    この巻は表紙絵も印象的。幸せそうに笑い合うくるみとカイルの姿にキューン、です。

  • イメージがないのが残念ですが…
    これも懐かしの。御伽話好きーはきっとここから始まりました。

    くるみの近所の憧れのお兄さんが、入ってしまったことで崩れてしまったグリム童話の物語を旅しながら元に戻していく物語。
    兄ちゃん、ちゃっかり白雪姫とくっついて旅に出ちゃってたし!

    くるみ×こびと×カイル(白雪姫王子)のやりとりがすっごく好きでした。

    きっとハッピーエンドなのですが、すっごく切なかったー。

  • 今でもだいすきです。

  • KCN807

  • 全五巻。グリム童話をモチーフにしたファンタジー冒険もの。当時の作品にしては珍しいラストの流れにやきもきしたものでした。カイル王子は良い奴だ…

  • サザーヌは滅び…そして…

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