多重人格探偵サイコ小林洋介の最後の事件 (講談社ノベルス オN- 2)

著者 :
  • 講談社
3.31
  • (8)
  • (13)
  • (63)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 152
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061822252

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 漫画版はドハマりしたのにルーシーモノストーン芸について行けず途中で挫折。
    ただあの中毒性が忘れられなくて漫画版とは違うストーリーと知りつつ読んでみた。

    島津寿事件によって小林洋介の人格が消滅。代わりに出現した雨宮一彦&西園伸二の人格が、刑務所内で奇妙な賭け事に巻き込まれるというストーリー。
    話もとても面白く、久々に懐かしい世紀末感を味わえた。やっぱり多重人格探偵サイコ好きだなー。
    島津寿や一子&二子のような「幼くて無邪気な新世代殺人鬼」的キャラ造形に痛気持ちいいノスタルジーを感じる一方(当時はほんとこういうキャラ多かった..)、昔は共感しなかった雨宮一彦、西園伸二らを妙に身近に感じてしまうのは、私が大人になったからか、小説版があまりショッキングさをウリにしない地に足の着いたライトな描写だからか。

    それにしても随分前に漫画版を手放したので「大江公彦」をすっかり忘れていた...

  • ブックオフの100円コーナーで購入。コミック版は、絵が怖くて読めません。おもしろかったです。ちょっと、体が痛くなったけど。

  • 出版社/著者からの内容紹介
    絶望しか書かれていない500万部突破のベストセラーコミック『多重人格探偵サイコ』の原作者自身による挑発するノベライゼーション。シリーズ第1作。死体に書き込まれた意味のない数字……この世を呪う双子の少女……運命を統べる数値を弄(もてあそ)び賭博する男……そして、恋人の復讐で連続殺人犯を射殺した刑事・小林洋介の内部に新たに生まれた幾多の人格……。
    透明な語り部によって刑事・小林洋介の「最後の事件」かつ多重人格探偵・雨宮一彦の「最初の事件」が語られるとき、殺人者へと人を誘うルーシー・モノストーンの歌声がこの世の「真実」を引き裂く。『多重人格探偵サイコ』ワールドのすべてはここからはじまる!
    *本書は、角川スニーカー文庫版『多重人格探偵サイコ第1巻 情緒的な死と再生』に加筆しノベルス化したものです


    内容(「BOOK」データベースより)
    死体に書き込まれた意味のない数字…この世を呪う双子の少女…運命を統べる数値を弄び賭博する男…そして、恋人の復讐で連続殺人犯を射殺した刑事・小林洋介の内部に新たに生まれた幾多の人格…。透明な語り部によって刑事・小林洋介の「最後の事件」かつ多重人格探偵・雨宮一彦の「最初の事件」が語られるとき、殺人者へと人を誘うルーシー・モノストーンの歌声がこの世の「真実」を引き裂く。『多重人格探偵サイコ』ワールドのすべてはここからはじまる。


    080906
    読了なれどコメントは…
    次作に期待!

  • こ…コミック版読まなきゃ!!
    何も知らずに手に取ったのだけれど。面白い!面白いよコレ!!
    雨宮と西園の関係が素晴らしいと思う。正反対なのに一つなんだぁ。

  • 6、7年ほど前に読んだので全っ然記憶にない。すみません

  • 雨宮一彦・西園伸二の刑務所時代。あと島津寿の乱数表殺人事件の詳細。漫画を読んでからのがおすすめ。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

大塚 英志(おおつか・えいじ):大塚英志(おおつか・えいじ):1958年生まれ。まんが原作者、批評家。神戸芸術工科大学教授、東京大学大学院情報学環特任教授、国際日本文化研究センター教授を歴任。まんが原作に『アンラッキーヤングメン』(KADOKAWA)他多数、評論に『「暮し」のファシズム』(筑摩選書)、『物語消費論』『「おたく」の精神史』(星海社新書)、他多数。

「2023年 『「14歳」少女の構造』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大塚英志の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×