ST桃太郎伝説殺人ファイル (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825758

作品紹介・あらすじ

東京、神奈川、大阪で男女が相次ぎ殺害された。被害者はいずれも岡山県に関係する曰く付きの人物で、死体には"モモタロウ"という文字が刻まれていた…。事件解明のため岡山県警の特命班に召集されたSTは、被害者の遺品から連続殺人と、かの地に伝わる"黒い"桃太郎伝説との因縁を見出す。"伝説の旅"シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • ST(出張)シリーズ 第2弾 岡山編

  • 桃太郎をモチーフにして、ウラの話と殺人事件を組み合わして、面白かった。

  • 東京、神奈川、大阪。
    離れた3つの場所での殺人。
    だが、全ての遺体に“モモタロウ”の文字と五芒星(ごぼうせい)が刻まれ、被害者は皆、岡山に関係する人物だった。
    県警の特命班に招聘されたSTたちは事件を調べ直し、地元に伝わる“桃太郎”の伝承を探っていく。
    異能の5人が謎を解く警察小説。
    ST“伝説”シリーズ、第二弾。

  • 2015/6/24
    ドラマには枠ぐらいしか残ってない原作の要素。
    ドラマの赤城は小説の赤城+青山だったんだなぁと改めて思った。
    よくドラマに青山残せたもんだ。

  • 桃太郎伝説になぞらえた殺人事件を、いつものメンバーが解決する話。エンターテイメント性は低い。

  • 『桃太郎伝説』が、こう言う物だったとは知らなかった。
    ドラマで見たので、此が元かな、と思って借りてみたら、ちょっと、ドラマとは違っている部分があったけど。
    なかなかおもしろかった。
    さすが、今野さん。
    登場人物が一人一人こった設定で、そう言う特徴があるのか、と思いながら読み進めていった。
    普通の刑事物とは異なる、おもしろさがあって、刑事物にあきている人にはお勧めかも。

  • 東京、神奈川、大阪で男女が相次ぎ殺害された。被害者はいずれも岡山県に関係する曰く付きの人物で、死体には“モモタロウ”という文字が刻まれていた…。事件解明のため岡山県警の特命班に召集されたSTは、被害者の遺品から連続殺人と、かの地に伝わる“黒い”桃太郎伝説との因縁を見出す。“伝説の旅”シリーズ第2弾。 (「BOOK」データベースより)

    青山くん大活躍。
    万事マイペースの彼、私は好きだなあ。
    くさいと思っていた人がやっぱりくさかったのですが、私の思っていたくささとは違っていました。
    事件そのものや動機はともかく、STの面々の魅力で一気に読み終わったという感じでした。

    ドラマ化されたSTですが、あれはないよなと。
    赤城さん、ギャグになっちゃってましたしね、アレはヒドイ。
    青山くんも、女の子になっちゃってたし、原作モノはできるだけイメージを壊さないでほしい。
    同じ今野氏の作品でもハンチョウは、原作のイメージどおりですごくいいのにね。

  • STシリーズ、伝説編、2作目。

    桃太郎伝説に関しては、私もQEDを読んでいる派なので、さして目新しい蘊蓄モノではなかったけれど、事件と歴史ミステリとのバランスはさすが今野作品であってまぁまぁ良かったんじゃないかな。少なくともこのシリーズの前作よりは、伝説編としての色がよく出ていた作品だったと思う。ただ、STのメンバーの能力をそれぞれ生かすには、舞台が難しいかなぁ。今のところ、この伝説編、青山くん以外のメンバーの活躍がほとんどない、、、。

  • おもしろかった!!
    青山がいつもと違ってたのがまたよかった!

  • 岡山の桃太郎の伝説を絡めた連続殺人。
    一見オカルトじみて見えますが、そこにあったのは現実的な事実と意外な発端。
    普段は無敵(?)の青山の思わぬ苦悩が描かれます。

    百合根のキャリアとしての将来も気になるところ。でも彼の異動があったときはシリーズも完結するような気がします。そんなことなく末永く続いて欲しいシリーズです

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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