ジャカルタの目 (講談社文庫 な 32-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061842342

感想・レビュー・書評

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  • 懐かしい、ジョグジャカルタで泊まったことのあったマリオボロホテルが出てきてビックリした記憶あり

  • 非常におもしろかった。
    インドネシアのことをあまり知らなかったので、
    インドネシアの近代史がよく理解できた。
    しかし、惜しいかな。
    小説になりきれていない。
    つまり、主人公の堂田が、あまりかっこ良くない
    というか、活躍しきれていない。

    ジャカルタの目 という テロリスト集団?
    が、インドネシアの独立宣言の原本を盗むことから始まるが、
    一方で ヤクザが連続的に大量に殺されるという事件があり、
    怨恨があり、オヤの敵討ちがあり、
    そして、日本の商社が利権がらみで暗躍したり
    じつに 話題満載すぎて、焦点が絞れないところに、
    途中で 飽きてしまうところがある。

    影絵師が、重要な役割があるのに、
    その深層に深く立ち入ることができない。
    もったいないのである。

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著者プロフィール

1940年、新聞記者の長男として東京で生まれる。幼年期に東京空襲があり、父の出身地である福島県に疎開。そこで小中学校を過ごし、高校は東京に戻り、都立新宿高校を卒業、東京外国語大学に入学。在学中、演劇に興味を持ち、大学を中退、劇団俳優座に入所。

1972年放映の「木枯し紋次郎」が空前のブームになり、その後数多くのドラマで主演をつとめた。俳優業だけでは満足できず、脚本や演出でも活動したが、海外取材を基に書いた小説『チェンマイの首』がベストセラーとなり、その後の二作を含め東南アジア三部作は、国際小説ブームの火付け役を果たした。

この成果が注目を浴び、1984年には、日本最初の本格的なTV情報番組「地球発22時」のキャスターに起用され、TV界の流れに大きな変化をもたらした。数十ヶ国の海外取材での経験から、国際的視点からの政治的発言が多くなり、政界入りの要請が強くなる。

日本ペンクラブ理事、環境委員を歴任。著書に『簡素なる国』(講談社)、『ごみを喰う男』(徳間書店)、『暴風地帯』(角川書店)ほか。
ドラマ「CHANGE」(2008年)、「不毛地帯」、「仁」(2009年)、「鉄と骨」(2010年)、「まれ」(2015年)などに出演。

「2022年 『【朗読劇】線量計が鳴る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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