天狼星〈2〉 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 117
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061848030

感想・レビュー・書評

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  • 「シリウス編」二作目です。
    「またホモかよ」とツッコミを入れながら、スラスラと二日で読み終えました。

    今回は梨園が舞台です。
    こういった話を読むと、「歌舞伎=ホモ」という偏見が更に強まってしまいます。

    シリウスのターゲットにされたのは、胡蝶という美青年です。
    胡蝶は美しい故に、稚児扱いされていました。
    恋人もいますが、こちらも男です。

    胡蝶は24歳ですが、幼い感じがします。
    ピュアというか、浮世離れしているというか。
    ガチの受けだな(笑)

    当作でシリウスは、アンドレアという女性に変装していました。
    美形だからこそ、女性に化けても怪しまれることはなかったようです。

    ラストで胡蝶は、シリウスに攫われてしまいます。
    男なんだから、少しは抵抗しろよ!!!!
    胡蝶を救う為、伊集院も姿を消します。

    当作は、女性の登場率が低いですね。

  • 最初に読んだのは10年以上前なので、内容は全く覚えていなかった。胡蝶さんがふつうに出てくるのは結局この1冊だけなのかな。結構その後の存在感が大きいので意外。
    ストーリー的にはちょっと散漫かも。トリックは別に重視していないけど、胡蝶のそっくりさんが出てくるのは安易かも。

  • 伊集院さんが前作のヒロインを未だに好きなことが分かる微笑ましい出だしなのですが、40ページくらいから舞踊の世界の話が出てきて、その世界は衆道でいっぱいであった。前作以上にがっつりな女性向ミステリー。芹沢胡蝶という舞踊の天才を狙うシリウスと伊集院さんの対決のお話(この巻では事件は解決しません)。神とこの世を繋ぐ天才として生まれ、痛ましいほどに普通に生きられない胡蝶さん。私は胡蝶さん好きです。これを読むと真天狼星で伊集院さんが晶タソに肩入れしていた理由が分かる気がする…。

  • 伊集院大介シリーズ

    シリウスからの年賀状から幕を開ける事件。伊庭緑郎の目撃したシリウスに似た人物。一緒にいたのは瀬川粂之助。フランス文化相ラスコーの観劇する日舞の舞台での殺人事件。ねらわれた芳澤胡蝶。殺害された芳澤蝶次郎。山村座の総帥・山村長太夫と芳澤胡蝶、瀬川粂之助の関係。山村長太夫の見舞いに訪れた胡蝶を罵る長太夫の息子・長三郎の妻・笙子の死。ラスコーの通訳アンドレアと田宮玲との関係。ピクニックで明かされるアンドレアの正体。胡蝶に襲われたと言い残し死んだ長太夫。シリウスにより誘拐された胡蝶。伊集院大介の追跡。

     1998年9月6日購入

     1998年9月8日初読

     2011年4月2日再読

  • 前作で猟奇殺人を演出し、まんまと逃げ切った魔人シリウスが次に狙ったのは日舞の花形・芳沢胡蝶でした。対する伊集院大介も美しく儚げな胡蝶に強く惹かれてゆきます。大介さんは胡蝶を守れるのか?シリウスの正体も明らかになります。前作より猟奇度はかなり低いです。

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プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

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