大包囲網 (上) (講談社文庫)

  • 講談社 (1992年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (444ページ) / ISBN・EAN: 9784061852525

みんなの感想まとめ

舞台はパパ・ブッシュ政権時代のアメリカで、実名の大統領や副大統領が登場する珍しい設定が特徴です。物語は、麻薬シンジケートによる政府要人の暗殺が続く中、軍人である主人公がその解決に挑む姿を描いています。...

感想・レビュー・書評

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  • 舞台はパパ・ブッシュの時代の話になっています。アメリカの大統領が小説に出てくるのは多いですが、実名で出てくるのは珍しいですね。副大統領も出てきて、これは、大統領が登場する以上に珍しいです。

    陸上勤務のグラフトンです。いやぁ、トム・クランシーの『日米開戦』『合衆国崩壊』以上に、混乱したアメリカが描かれています。この作品が出た頃は「そんな事はないよね」と思っていましたが、いま読んでみると、あながちあり得ないこととは思えない所が怖いです。

  • S.クーンツのシリーズであるが、ちょっと異なる趣きとなっている。それは、本作品が軍事というより国内問題にテーマを求めているからであり、軍人である主人公が何故かその解決にあたり奮闘するところにある。ストーリーは、アメリカの病巣である麻薬シンジケートが腕利きのスナイパーにより、大統領を含む政府の要人を次々に暗殺する。無政府状態直前のなかでシンジケートとのギリギリの攻防戦が描かれるというものであるが、さすがストーリーテラーのS.クーンツは、この違和感などものともせず物語を前進させる。あっぱれである。

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