エレベーターで4階へ (世界の子どもライブラリー)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061947375

感想・レビュー・書評

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  • 「エレベーターで4階へ」マリア=グリーペ作 山内清子訳 : SAKOmama 布絵本工房(2015年06月07日)
    https://sakkomama.exblog.jp/24560850/

    エレベーターで4階へ 自分の部屋があったら それぞれの世界へ 全3巻 Dyd0V-m27421182717
    https://merge.hexfold.top/ceint/YKULZCASWP.html

    『エレベーターで4階へ』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/258270

    Maria Gripe - Bonnier Rights
    https://bonnierrights.se/contact/maria-gripe/

    Gripe, Maria - Nordic Women's Literature
    https://nordicwomensliterature.net/writers/gripe-maria/

    Maria Gripe - IMDb
    https://www.imdb.com/name/nm0342505/

    マリア・グリーペ(作品一覧・著者プロフィール) | 絵本ナビ:レビュー・通販
    https://www.ehonnavi.net/author.asp?n=9603

    Gripe, Maria - Webcat Plus
    http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/410219.html
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    フラニーさんの迷える本棚から


  • これはもう、大好きのかたまりでした!

    11歳の女の子ロッテン。
    大好きなおばあちゃんを亡くし、意地悪なおばさんの家を出て、
    ママは上流階級のエレベーターのある立派な家の住み込みのお手伝いさんになることに。
    この家は、実は大好きなおばあちゃんが若い頃に仕えていたお家。おばあちゃんから素敵なこの家の奥様の話はよく聞いてたロッテン。

    さてここで暮らし始めると…
    お嬢様のマリオンは拒食症?
    優しい天使のような奥様のオルガは、お手伝いたちから変人扱い。
    旦那様は嫌なやつ。
    ママはクビになるのを怖がって、ロッテンを縛り付けていい子にさせようとする。
    でも、子どもたちは自然と仲良くなってゆき、オレンジ色の猫を間に、彼らの物語が深まってゆく…
    ロッテンとマリオンの2人の思春期を前にした女の子の心の動きが、もう手に取るように伝わってくる簡潔なのに美しい文章。
    マリアの育った時代、1930年代が舞台というのも素敵。
    おばあちゃんへの手紙も素敵なアクセント。

    ロッテンのお話しは3部作。
    まだ続きがあるのが嬉しい♡

    マリア=グリーペの描く世界って、イギリスとも、アメリカ文学とも違って子どもだろうが 深く自我を掘り下げて人間として描き、文学性がとても高い。
    北欧という社会が思慮深く、大人なのだなぁと思います。

    この感覚が日本人に欠けてるから憧れてしまうのかもしれない。

  • >あとがき
    スウェーデンの人々が大切にしていること。

    中庸。
    枠にはまって頑なに安全を守るのではない。
    世界を知らなければ、
    自分の立ち位置もわからないのだから。
    ---

    母と子供の物語だと思った。

    11歳の頃、子供はほんとうにたくさんのことを知っている。
    素直でいたいのになれない気持ち、
    自分を生まれつき悪い子だと思う気持ち、
    お金があるかないかで
    かわる生活や人々のこと。

    なんだか夢見心地のような
    ちょっとたまに現実に引き戻されながら読んだ。

  • このシリーズを読んだのも、ブクログを使い始める前だっけ。

  • 2013/07/20

  • ひっさしぶりに読んだ!
    徹夜で読んでしまいました。続き早く読みたい!!

  • 気にいった本はしつこいくらい読み返す性質です。
    これもそのひとつ。
    幼い頃に母が買ってきた。
    物語の世界に引きずり込まれるようだった。
    なんとも切ない母娘の話。
    上流家庭のお給仕としてお母さんが働き始める。
    その大豪邸にともに住み込むことになった娘。
    お母さんは忙しく、一緒に遊ぶこともできない。
    そんなとき、家主の奥様とふとしたきっかけで親しくなる。
    「あなたが本当の娘だったらどんなに素敵でしょう」
    実の母親が持っていないものを全て手に入れている夫人に
    いつしか娘は憧れと愛情のないまぜになった想いを抱くようになる・・
    終わりはどんなだったかな。
    とにかく世界観が好きだった。映像化して欲しいくらい。

  • 主人公よりも母親に感情移入していた自分にショックを受けた。
    小学生のときに出会いたかった本。

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