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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061982772
感想・レビュー・書評
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短歌やエッセイがおさめられている。疲れていて活字を追う元気もないときなど、開いてみて短歌を読む。すると背骨に一本の筋が通ったかのように、居ずまいをただされる。一行に書かれたそれぞれの短歌が、背骨に見えて来る。それぞれの短歌が、いくら疲れていようが、少なくともあなたは、いつも背筋を伸ばしていなさい、と叱咤激励してくれているような心地にさせられる。
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わが道を行く、その覚悟と孤高に圧倒される。「濁流だ濁流だと叫び流されゆく末は泥土か夜明けか知らぬ」「おいとまをいただきますと戸をしめて出てゆくやうにゆかぬなり生は」
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ちゃぼ交遊記がほのぼのとしていて、ほほえましい。訪ねてくる人の『皆の衆…』というのがまた心暖まる。
鋭い観察眼の中に、生死が垣間見られるのは、なるほど。
歌はやはり、あの、冬の慟哭を歌うものに目がいってしまう。 -
37/100
濁流
の果て
の
夜明けは
ま
だ
で
す
か
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