教皇がiを説く (講談社X文庫 み 1-14 ティーンズハート 真・運命のタロット 1)
- 講談社 (1996年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061997295
作品紹介・あらすじ
ここはどこ?あたしはだれ?-少女の記憶にあるのは、宝石のように輝き、彼女を見つめる瞳だけだ。闇に蠢く奇怪な生き物『虫』、タロットの精霊を名乗る超絶美形『皇帝』、彼女を狙う超常能力を持つ「協力者」…しかも、収容された病院で判明した驚くべき事実。彼女は脳波が出ていない!ならば、彼女はなぜ動き、そして考えていられるのか?彼女は人間?それとも…!?『真・運命のタロット』、ここに堂々の開幕。
感想・レビュー・書評
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電子書籍で買い直し。
運命のタロットと、真・運命のタロット、それぞれ1巻だけしか電子化されてないので(なぜか)、全部電子化されることを祈って。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごい本だと思った。感想をまとめられそうにない…。
必要以上に難解だとは思いましたが、必要最低限に構成を絞ってしまったら別の話になっていた気がする。すごく膨大で難解なテーマを扱っていると思います。それを真正面から書ききった姿勢が好き。
移動する時間軸と、その深読みが楽しかったです。 -
いきなり第2弾から読んでるから話が訳わかんない。けど楽しい。話もなんか難しげでわけわかんないけど、そのわけわかんなささが好き。
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「真・運命のタロット」シリーズ(全9巻/うち8,9巻は上下2分冊)の第1巻。
「運命のタロット」シリーズの続編で、第二部にあたる作品。
こちらも全巻登録したいとこですが、とりあえず1巻だけ。
【序盤・あらすじ】
とある病院に一人の少女が収容された。彼女には記憶がなく、唯一覚えていることは宝石のように輝きを放ち優しく見つめる瞳だけ。そして彼女からは脳波が出ていなかった。はたして彼女は一体何者なのだろうか?
第1部とはガラリと雰囲気が変わってます。少女マンガ的な雰囲気はほぼ皆無。SFサイキックアクション色が強くなってます。舞台もフェーデによって色んな国や時代に飛んでますしね。
視点も主人公の頼子だけでなく、さまざまなキャラクター視点から描かれているため、話が多角的になってます。その分話が広がりすぎて、後半は描ききれてない面が多々あるのが少し残念です。明かされていない謎もかなりありますし、かなり度肝を抜かれるラストがちょっと唐突な印象も受けます。。
でも、最初からそのラストで描かれる事実を前提にして読み返すと、とあるキャラクターの壮大なる想いが垣間見えて、ぐっと引き込まれます。
超おススメ!
個人的に作者が漏らしてた幻の第3部の存在が気になります。出してくれませんか!講○社さん!! -
運命のタロット第二部開始編。
この巻あたりから、設定がややこしくなってきて、文系の自分にはちょっと読み飛ばす講釈も増えてきた(笑。
しかしこの冒頭の頼子の状況が、後々の巻になって「もしやあのときのあれが・・・」と何度か思い返されることになるとは。
第一部でも結構な伏線がありましたが、第二部になってから、後々になって判る伏線てんこ盛り。まぁ、回収されないまま終わった伏線(もしかして、と想像できる範囲の物も含む)もあるわけですが。
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「運タロ」シリーズ第2弾。
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運タロ第2部です。どんどん話は難しく、ティーンズ文庫の枠は完璧に突き抜けてます! ラストはただ涙。まだまだ多くの謎は残っているので第3部を心待ちにしてますー。