- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061998605
作品紹介・あらすじ
中学三年の二学期、京歌のクラスメートが自殺した。原因は、イジメ。しかし、それはいじめていた者のせいだけではなくクラス全員の責任だと気づいた日。楽しいはずの教室は、いつしか大嫌いな場所に変わってしまった…。人は何故、人を傷つけるのか?勇気とは何?作者が、同世代の視点で取り組んだ、話題の第7回ティーンズハート大賞「佳作」受賞作!15歳の新人のデビュー作。
感想・レビュー・書評
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初めて読んだのはいつだっけなー?中3だっけ?
「いじめ」について書かれた小説。
よく傍観者も加害者といわれます。自分が次にターゲットになるのがいやだから何もしない。空気のように扱う。
いじめられっこにも原因がある、ともいいます。おどおどしているから、調子にのっていたからとか。
とても些細なことからいじめが始まることも少なくない。
いじめっこは何のためにはけ口としているのか。自分の弱さを見られたくないから、優越感で自分を保っていないと壊れそうだからとか。
彼らにもいじめを始めたきっかけがあるのかもしれない。
いじめによって自殺をした彼。
主人公は冷めているけど、その冷めていることにも背景がある。
助けてくれる少年にもいろんな想いがある。
続編の「私たちの翼」は座談会形式で読者の感想と共にいじめについて一緒に考える形になっていました。
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初めて買う小説がこの本だったりする。
7年の時になんかおすすめの本に入ってたよ。
作者は当時8年で書いたもので凄いと思った。
いじめの話。リアルです。 -
・・・うーむ。・・・いじめ。
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この小説を書いた当時、作者は中学3年生だったそうですが、中学生が書いたとは思えないような小説でした。描写がとってもリアルです。
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(当時)現役中3が書いたもの。<br>
だからすっごいリアル。<br>
そんで共感できる。<br>
椿とか滝下ほど嫌な人間いるのか知らないけど^^<br>
それでも京歌は偉いし秦野はやりきれないし。<br>
秦野のお姉さんのコトバに泣かされました;