- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062065177
感想・レビュー・書評
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仕事関係で「返して」と言うのは難しいが、「返す」のは易しいと聞いたことがある。
確かにその通りで、知り合いにお金を貸しても、「返して」と言うのは、かなり気を使う。そして最後にはその人との関係も考え、「もういいいか」と諦めてしまうことがある。
逆に、「返す」と「ありがとう」と言われることがある。「返してもらって」も「ありがとう」と言ってしまう。
「お金」にまつわる話は、とかく理不尽で奥が深い。学ぶことが多い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青木雄二氏の著作の中では一番実用性が高い。でも、実行できる程ではない。実用性が高い分、青木節の爽快さには欠ける。
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法律は、一つの判断基準であり、
それをどう運用するかは、力関係となってくる。
「金を借りる。」ということの「不利な状況」を、
いかに不利にしないかという考え方をきちんとする必要がある。
結局は、もうけることのできるのは、金持でしかない。
ビンボー人は、ビンボー人なりに知恵を使う時期にきている。
保証人になることの問題
自己破産するには、少ない額ではできない。
交通事故の場合、加害者が保険に入っている場合は、
裁判の方が有利である。
(1)事故が発生したことによる現実に強いられたよけいな出費
病院の入院費、けがの治療費、車の破損した場合の修理費
(2)事故さえなければ手に入っていた利益。「うべかりし利益」
67歳までの労働可能年数。
女性の場合、ルックスに傷を付け、
後遺症と認定されると労働能力喪失率が最大56%となる。
男性の場合は、14%ととなる。
保険の中で男女平等が貫かれていない。
(3)慰謝料;死亡の場合 男子 2500万 -
裁判というものが、実質的に機能していない、それは量が多すぎて1件当たりに時間がかかりすぎるしお金もかかるからだということがよくわかる。裁判官にも天下りがあり、その天下り先は公証役場だとか、知らなかったことも多々有った。
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ナニワ金融道のエピソードを例に取りつつ、借金を中心にした社会の裏の面などをわかりやすく説明する一冊。法制度が変わったために一部古い記述も混ざっているものの、要するに借金するときはいろいろ気を付けて、借りないのが一番だということを教えてくれたような気がする。わかっちゃいるけど、やめられないから金融業って儲かるんだろうなぁ。資本主義がここまでひずんでくると、法人が銀行から融資を受けて…っていうビジネスモデルももしかしたらとんでもない時代遅れなのか持って思えてくる。
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◆2011.10.16一箱古本市・新潟ソーシャル書店 #nsbs
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消費者金融。今の私には関係ないので読まなかった。
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ナニワ金融道と言えば人気漫画ですが、この本は漫画+法律って感じで民法の入門書と捉えても良いと思います。裏書や念書の話など世の中には知っておかなければいけない、知らなかったでは済まされない事がたくさんある事を認識させてくれるだろう。読んでおいて損は絶対にしないと思いますよ…?
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obtnd