消滅: 空の帝国パンナムの興亡

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062081368

感想・レビュー・書評

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  • パンナムと言うと、子供のころ見た、大相撲の表彰式を思い出します。その時は、何の会社か分からず、単に「パンナム」の音がおもしろいなと思ってました。
    この本を読んでから、ドラマ『PAN AM』を見るとよく理解できます。

  • 今は亡きパンナム。でもその昔、1970年代くらいまでは世界に冠たる航空会社として君臨していた。高額の給料、機内のシャンパンやキャビアは持ち帰り放題、ファーストクラスで移動といった具合に、パンナムの社員たちは我が世の春を謳歌していた。そんな時代から下り坂にかけての16年間をパンナムのスチュワーデスとして過ごした著者の回想記。
    読めば読むほど、こりゃつぶれるのもわかるなという社員への甘さ。しかし、そのぶん社員たちは底抜けに明るい雰囲気を振りまき、型どおりでないサービスを提供していた。会社が傾けば、自分たちの給料を再建費に回してくれとも言ったらしい。とはいえ、時代がそういうことを許してくれなかったのだろうな。パンナムが時代に乗れなかったともいえる。

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著者プロフィール

高橋 文子(たかはし・あやこ)1976年2月18日生まれ、千葉県出身。青山学院大学卒。中学・高校はソフトテニスをプレー、大学から硬式テニスに転向した。フォア・バックともに両手打ちで、攻撃的かと言えばそうではなく、試合になるとバックハンドスライスしか打てなくなる”チキンプレーヤー”だった。現在は、エームサービス株式会社勤務。(公財)日本テニス協会強化サポート委員会委員として、テニス選手の栄養サポートを行なっている。

「2022年 『最新テニスの栄養学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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