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- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062081368
感想・レビュー・書評
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パンナムと言うと、子供のころ見た、大相撲の表彰式を思い出します。その時は、何の会社か分からず、単に「パンナム」の音がおもしろいなと思ってました。
この本を読んでから、ドラマ『PAN AM』を見るとよく理解できます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今は亡きパンナム。でもその昔、1970年代くらいまでは世界に冠たる航空会社として君臨していた。高額の給料、機内のシャンパンやキャビアは持ち帰り放題、ファーストクラスで移動といった具合に、パンナムの社員たちは我が世の春を謳歌していた。そんな時代から下り坂にかけての16年間をパンナムのスチュワーデスとして過ごした著者の回想記。
読めば読むほど、こりゃつぶれるのもわかるなという社員への甘さ。しかし、そのぶん社員たちは底抜けに明るい雰囲気を振りまき、型どおりでないサービスを提供していた。会社が傾けば、自分たちの給料を再建費に回してくれとも言ったらしい。とはいえ、時代がそういうことを許してくれなかったのだろうな。パンナムが時代に乗れなかったともいえる。
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