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- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062095839
感想・レビュー・書評
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一言で言えば父親の過去が明らかになるミステリー風の展開だが、謎解きは重要ではない。主人公と妻、友人女性との関係、キューバで出会ったカップル、マクベスなどのエピソードが絡み、プロットはふらふらとさまよう。うまいとは思うが面白がれなかった。思索的な部分がとにかく読みづらい。訳文のせいもあると思う。「ついにはすべて、無、何もなんでもないし、誰も誰でもない、かつて存在したように、そして世界の弱々しい車輪は、言われていないし起こってもいない、また認識も証明も不可能なことを聞き、見て知っているという”記憶喪失者”によって推し進められる」翻訳者の能力が明らかに不足している。
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