- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062096720
作品紹介・あらすじ
不安とストレスに、いつも痛めつけられている、デリケートで壊れやすい「心」の扱い方。
感想・レビュー・書評
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2013年一発目のレビュー。
元フォーク・クルセダーズのメンバーで、「戦争を知らない子供たち」の作者で、なおかつ精神科医で九大の名誉教授というすごい人の書いたエッセイ。
後から知ったのですが、書き下ろしではなく元々どこかに連載したものをまとめたものだそうで、そのせいもあってか話題の転換が早すぎた。
多分この人は、ものすごく頭の回転がいいのだと思います。
自分の中ではいろいろな要素がきれいにつながっているんだろうけど、それが理論的に書かれているわけではなくて、とても文学的なので、何が言いたいのかということが掴みにくい。
ひとつひとつの文について読むと面白かったり、斬新な視点だなと思ったりするのですが、それぞれの文章のつながりがとても分かりにくい本でした・・・
この人ならではだな、と思ったのは、「精神科医がやっていることというのは、それぞれの患者に歌を作るようなもの」という文章でした。「患者自身の歌が歌えるように演奏するのもまた精神科医」というのも素敵だったな。
おそらくこの人は、「相反するもの」というテーマでこの本を書いたのではないかと思われます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
分かりやすいのか,分かりにくいのか。
読みやすいようで,読みにくいようで。 -
2007/9 読。