大西鐵之祐ノート「荒ぶる魂」: 早稲田ラグビーの神髄

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 29
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (366ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062127158

作品紹介・あらすじ

没後10年目に新発掘された早大講義録。名将が語り尽くしたスポーツの本質と勝つための知と熱。

感想・レビュー・書評

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  • 高校野球でドラッガーのマネジメントを取り入れる本がいっとき流行ったが、逆の視点でスポーツ界隈の優秀なコーチの思想もまた本質を捉えてるんじゃないかと思って読み進めた。

    ただスポーツ業界について国・政治・教育などマクロな視点で語る内容ばかりであり、求めていた現場的なことは得られなかった。
    よく言えば視座が高すぎる本であり、悪く言えば居酒屋で政治に愚痴ってる内容を文字起こしした本という感じ。
    特に自分はスポーツマンでもないので、あまり刺さるものはなかった。

  • 人間にとって、スポーツがなぜ必要なのかを一貫して問いかけている。5億円を目前に積まれても、断れる人間になれ。スポーツのクラブを通じて、民主主義や平和主義について考える基礎グループを作らないと、個々に分断された大衆社会では再び、戦争へと踏み外す。そう、繰り返し説く。

  • 日本のエリート階級になってしまった早稲田が持つべきものは
    在野の精神ではなく、「野を忘れざる精神」である。

    スポーツアマチュアリズムというのは
    「あいつは、飯食う為にやっとるんだ」と言われるのと違い、
    スポーツそのものの中に価値を認め、それを自分の修養のために行う。
    その行動は宗教における行的な役割を持っている。
    自分の自由時間に自らを修める役割をスポーツは持っている

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