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- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062128520
作品紹介・あらすじ
反骨の官僚"ミスター入管"初めて語る!国境に臨む「門戸」に立つと見えてくるこの国の珍事件、怪事件、難事件の真相。
感想・レビュー・書評
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東京入国管理局長を務めた坂中英徳氏が入国管理をめぐるトピックスを紹介するとともに、「外国人受け入れ」の観点から今後の日本の進むべき姿を示している。
本書を読んで、ちょっと自負が強すぎるきらいはあるが、入管マンとしての坂中氏の矜持を感じた。また、自分の思いを政策という形で実現できた坂中氏の役人人生を羨ましく思った。
日本が外国人との共生社会になるためには、外国人に対するイメージを悪化させている外国人犯罪を撲滅しなければならない。そして、個々の外国人の犯罪よりも、外国人を犯罪者にさせてしまう蛇頭のような「装置」を解体することが重要だという著者の主張には納得させられた。
著者の示す外国人を積極的に受け入れて活力の維持を目指す「大きな日本」像は、日本の将来のあり方として一つの見識であると思った。ただ、個人的には、「小さな日本」のほうが良いのではないかという思いがある。外国人との共生社会は目指すべきだと思うが、他国と地続きの大陸の国家とは違う島国の日本では、やはり大量の外国人が社会に入ってくるというのはリスクが大きいのではないかと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
168.初、並、カバスレ、帯なし
2011.11/22.津BF
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