- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062130004
感想・レビュー・書評
-
[ 内容 ]
歴史はifで語れ。
「幻の選択肢」を見ると近代史がこんなにわかる。
[ 目次 ]
第1章 日清戦争―北京を攻略していたら
第2章 日清戦争後―三国干渉を拒否していたら
第3章 日露戦争―ハルビンまで攻撃していたら
第4章 日露戦争後―日米共同の満鉄経営が実現していれば
第5章 第一次世界大戦―日本軍欧州派遣へのラブコール
第6章 第一次世界大戦―欧州戦場に本格参戦していれば
第7章 満州事変―塘沽停戦協定を厳守していれば
第8章 日中戦争―「たられば」もない構図
第9章 太平洋戦争前―三国同盟を破棄していたら
第10章 太平洋戦争前―初期の日米交渉で妥協していたら
第11章 太平洋戦争―真珠湾を攻撃していなかったら
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
結局、「たら」「れば」で読み直してみても、現実の戦後世界の構図(中国大陸での国共内戦を経た米国を中心とする自由主義陣営とソ連を中心とする共産主義陣営の対立、そしてその狭間に国家として生き残りの道を模索する日本)から大きな違いはないようである。漫画「ジパング」の中で帝国海軍軍人草加が画策するように、その訪れが早いのか、遅いのかに過ぎないようである。
「ジパング」からインスパイアされた企画なのかな? -
日本近代史における分岐点を論じる。選択肢の設定が面白く、あっという間に読了しました。