- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062130905
作品紹介・あらすじ
「私はレズビアン!」人が一番輝くのは自分らしく生きるとき。
感想・レビュー・書評
-
自分自身ゲイだからか、たまにこういう本を読むと元気が出る。自分の原点に帰れるような。自分はカミングアウトとかっていまはもう軽くしてしまっているオープンリーな生活をしているけれど、やっぱり昔の自分に戻って、丁寧に生きていこうと改めて思わせてくれる。またカミングアウトされた相手へ丁寧に説明してあげるためにもこういう本は参考になると思いました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
議員さんとして活躍されている尾辻かな子さんの様々な思いが書かれています。
政治にたずさわる人がこうしてカミングアウトして活動されることはとても意義のあることだと思います。
少しでもより良い社会を目指して邁進して欲しいですよね。 -
とても勉強になった。
なにかおかしいと思ったら、声をあげないと、そのことは「あり」とされていってしまう…
LGBTだけでなく、弱者が安心してくらせる日本になってほしいものです。
尾辻さんは、まっすぐにそのことを訴えています。 -
図書館にあって、前々から気になっていて借りてみました。
それが、NHK教育の「ハートをつなごう」に出ていた尾辻かな子さんと知って、すごく嬉しく思いました。
同性愛の事だけでなく、議員さんをされていた事もあり、日本の女性に関しての制度なども知れ、日本は整備が整っていないのだなと知りました。
ショックです。残念です。
後日、youtubeで結婚式の模様を見ましたよ。
今後の活躍を応援します!! -
本書を一読すると、どんなささいな生の営みにも政治が深く関わっていることが見て取れます。それは彼女がセクシャル・マイノリティだったことが大きい。残念ながら、尾辻さんは2007年の参院選では落選してしまいましたが、今後も様々な場面で小さな声の代弁者として、発言を続けていって欲しいです。
-
レズビアンの自覚、コミュニティへの参加、カミングアウトまでの様子がさらっと書いてある。
「カミングアウト」を名乗る書籍からは、レズビアンであること、それを乗り越える意義や葛藤などがつづられるものだが、この本に関しては、「当たり前にレズビアンであること」が伝わってくる。
別に社会に対するアンチテーゼでもジェンダーフリーへの傾倒でもなく、「私はブラックミュージックが好き」というぐらい普通に語られている性的嗜好。(もちろん、本人にはすごい葛藤があるのだが)
ただ、「ブラックミュージックがすき」というのは単に意思でコントロールできる「嗜好」の問題だが、「ゲイである」ということは、「日本人である」ということレベルで自分の決定意思以外の要素が大きい。
性的嗜好と人格との分離の問題も含めて、マイノリティの権利に関してさわやかに取り組んでいる一冊。
ゲイ・パレードにおける札幌市長の演説はほとんど涙ものの感動。 -
日本で始めて議員としてレズビアンであることを公表した尾辻かな子さんの手記。
自分が誰を好きかなんて、個人的なことにすぎない。なのになぜそれを公表するかといえば、たとえば「好きな人と暮らす」という、ただそれだけのことすら容易でない現状を変えたいから。
政治家には世界を良くするという夢を持てるって資質が必要だよな。 -
うちの大学に講演にいらっしゃっていたので、図書館で見つけて読んでみました。親しみやすくて、素敵な方なんだなあ、というのが文面から伝わってきます。
-
この本を読んで、ようやくレズビアンの人の心境がわかった気がしました。
-
何もかにもがまっとう。
排除される理由がわからない。
いろんな価値観、いろんな生きかたがあっていい筈。